1999年に加齢臭を最初に発見した資生堂があらたな香り、 現代社会を象徴する新しいニオイ『ストレス臭』の正体を発見。先日プレス発表会が開催され詳細を探ってきました!

ストレス状況下で発生する皮膚ガス「STチオジメタン」

年齢や性別関係なく、スピーチや面接、初対面との対話など心理的に心拍数があがるような緊張・ストレス状況下で特徴的なにおい成分を含んだ皮膚ガスが『ストレス臭』として発生することを発見、さらにその成分がジメチルトリスルフィドとアリルメルカプタンであることを見出しこの2成分を「STチオジメタン」と名付けました。

画像1: ストレス状況下で発生する皮膚ガス「STチオジメタン」

「ニオイ」がコミュニケーションにおいて与える影響について薬剤師・コミュニケーションカウンセラー仲秋 素志(なかあき もとし)先生よりお話もありました。

画像2: ストレス状況下で発生する皮膚ガス「STチオジメタン」

ニオイを感じる嗅覚はパーソナルな空間で感じるものでもあること、嗅覚を通じて得られたニオイの情報というのは大脳辺縁系の記憶をつかさどる海馬、扁桃体にダイレクトに送られます。ですので、他4つの感覚と違い直接的に届き即座に好き・嫌いといった感情と結びついて判断が下される仕組みとなっていて、第一印象にも大きな影響を与えるとのことでした。

心理的影響を与える『ストレス臭』

続いて、資生堂アドバンストリサーチセンターの勝山雅子研究員からは、ストレス臭の詳細についての説明がありました。

画像1: 心理的影響を与える『ストレス臭』

体の美しさ 、状態を詳しく見るために皮膚ガスに着目していて、あるとき人が緊張ななどのストレス状態にあると特有のニオイがすることに気づいたのがきっかけだそうです。存在に気づいてから約3年かけて、検証試験を繰り返し硫黄化合物系の特有のニオイ、『ストレス臭』の正体をつきとめました。

画像2: 心理的影響を与える『ストレス臭』

さらに、『ストレス臭』をかぐと人の心理に影響することも判明し、本人はもちろん周囲の人にも心の混乱や疲労を引き起こすこともわかったそうです。
臭うから、ではなく心に影響するからこそのケアが必要なんですね。

新技術を開発!

また、このニオイに対しニオイを包み込んで目立たなくする独自のSTアンセンティッド技術も開発したそうです。

画像1: 新技術を開発!

ニオイが人の第一印象を左右するだけでなく本人や周囲の人の疲労にも影響することは思った以上に、ニオイが人に与える影響は大きいですね!資生堂では、このSTアンセンティッド技術でストレス臭に対応した商品を2019年春に発売予定だそう。

画像2: 新技術を開発!

ストレス社会で戦う私たちにとってはとても興味深いお話しでした。
いまから、商品の発売が気になりますね!

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