12月15日(木)、シンガポール人デザイナー/アーティストCasey Chen(ケイシー・チェン)氏と岐阜県の磁器メーカー深山(みやま)のコラボレーションによるエスプレッソカップ&ソーサー『Cloud(クラウド)』が日本とシンガポールで同時発売されます。

画像1: 雲のかたちのエスプレッソカップ&ソーサー『Cloud』

『Cloud(クラウド)』はアジアの空に浮かぶ雲をイメージした、新しいスタイルのエスプレッソカップ&ソーサーです。日本とシンガポールに拠点を持ち、日本工芸を世界へ発信するHULSが企画。気鋭のシンガポール人クリエイター、ケイシー・チェン氏が、深山の特徴である白磁と和紙を用いた転写技術に注目し、デザイン。クリエイティブ産業の発展めざましいシンガポールと、長い歴史をもつ日本工芸のコラボレーションが実現しました。マットな質感のカップに、シンガポールを象徴するプラナカンブルーのソーサーを合わせ、質感を重視。たまごのように丸いカップに雲型の持ち手がついた、ユニークな形状のカップです。自由な発想でお使いいただけます。エスプレッソマシーン用の特別ホルダーつき。日本とシンガポールでの同時発売となります。

画像2: 雲のかたちのエスプレッソカップ&ソーサー『Cloud』

■特徴
●鋳込み成形の技術が繊細なデザインを可能に
本製品は「鋳込み」という手法で作られています。鋳込みとは、ろくろを使わず、石膏で作った型を用いる器の成形方法で、薄さと強度を兼ね備えた器づくりが可能となります。深山は、美濃焼の中でも輸出用食器の製造が集約している瑞浪地区にて1977年に創業。地域に培われた技術を礎に、この鋳込み製法で、丁寧なものづくりを続けてきました。その高度な技術が、雲を形どった本製品を生み出しました。
●希少な里泉焼による絵付け
里泉焼の特徴はその絵付け技法にあります。銅板を印刷原板とした和紙を用いて線画を磁器に転写する技術で、ひとつひとつ職人の手で行われます。白磁の上に刷毛で貼りつけた和紙を素早くはがすと、文様が浮かび上がり、特別な手触りを生み出します。深山の本拠地である岐阜県瑞浪市稲津町で、日本で初めて銅板による転写制作が行われたのは1846年(弘化三年)のこと。現在ではごく一部の窯元だけが継承する貴重な手法です。
●シンガポール人デザイナーの起用
デザインを担当したケイシー・チェン氏は1971年生まれのシンガポール人デザイナー・アーティスト。造形的なアプローチを得意とし、ニューヨークのデザイン賞を受賞するなど、国際的に活躍しています。今作が初めての日本工芸とのコラボレーションとなります。
●シンガポールの文化を彩るプラナカンカラー
『Cloud(クラウド)』のソーサー部分に用いた空色は、シンガポールを象徴するプラナカン文化を表現しています。「プラナカン」とは、中国系移民が現地のマレー民族と混血した人々の末裔のことを指し、その人々が育んだ文化は「プラナカン文化」と呼ばれています。中国、マレー、そして西洋文化が融合したこの文化は交易の要所であったマレー半島ならではの歴史を物語ります。現在でもシンガポールの街中で、プラナカンカラーと称される明るいパステルカラーの建築や華やかなビーズ刺繍などを見ることができます。

画像3: 雲のかたちのエスプレッソカップ&ソーサー『Cloud』
画像4: 雲のかたちのエスプレッソカップ&ソーサー『Cloud』

■概要
名称   :エスプレッソカップ&ソーサー Cloud(クラウド)
材質   :磁器
原産国  :日本
発売開始日:2016年12月15日(木)
販売価格 :5,000円(税込)
サイズ  :<カップ> 飲み口部外形直径 5.2cm×内径直径 4.5cm×高さ 6.2cm
      <ソーサー>直径 12.8cm
      <ホルダー>直径 5.4cm×高さ 1cm
重量   :<カップ> 約90g
      <ソーサー>約160g
容量   :約60cc(カップ全容量)
カラー  :プラナカンブルー/ホワイト

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