自分では足りていると思っているのに「月1回以上の空気圧点検」 できている方は2割台…。お出かけ前には、タイヤの空気圧点検をお忘れなく!

自分で車を運転する20代~60代のドライバー男女2,000人を対象に、タイヤの空気圧に関する調査が行われました。

まず、タイヤの空気圧点検の頻度について聞くと、「十分に足りていると思う」15.8%、「足りていると思う」47.5%となり、全体の63.3%がタイヤの空気圧点検の頻度は「足りている」と答えています[図1]。

しかし、タイヤの安全のために「月に1回以上の空気圧点検が推奨されていること」については、全体の4人に3人が「知らない」(72.5%)と答えており、女性ドライバーでは84.6%とさらに高くなっています[図2]。

そこでタイヤの空気圧点検を行うと答えた1,935人に、タイヤの空気圧点検の頻度を具体的に聞くと、「月に1回以上」と答えた方は24.3%しかおらず、「直近1年以内には行っていない」と答えた方が15.2%もいました。タイヤの空気圧点検を月に1回以上点検する割合は、男性(32.7%)に比べ女性(15.9%)は半数近く少なく、年間走行距離別に見ると、走行距離が短いほど月1回以上の空気圧点検をする人が少なくなっています[図3]。この結果から、日常的に車に乗る人より週末などの限られたときだけ車に乗る人の方が、タイヤの空気圧点検をまめに行っていないことが推測されます

[図1]でタイヤの空気圧点検の頻度が不足していると答えた735人にその理由を聞くと、「自分でチェックする方法がわからない」(47.2%)が最も多く、次いで「面倒だから」(36.9%)と答えた人も少なくありません。また、4人に1人は「あまり距離を走ることがないため」(25.6%)と間違った認識を持っています[図4]。

長距離のドライブに出掛けるときはもちろん、タイヤの空気圧は普段から点検し、タイヤの傷やひび割れ、溝の深さ、ホイールの点検、ボルトやナットの緩み、スペアタイヤの点検なども行いましょう。

ドライバーの4人に1人が「タイヤのパンク・バースト」を経験

ドライバーの25人に1人は1年以内にパンクを経験!
これまで運転中に体験したトラブルを聞くと、「バッテリあがり」(39.6%)に次いで多いのが「タイヤのパンク・バースト」で、ドライバーの27.2%が経験しています。走行距離別に見ると、「バッテリあがり」は走行距離が短い方が経験しやすく、「タイヤのパンク・バースト」は走行距離が長い方が多くなっています[図5-1]。

画像1: ドライバーの4人に1人が「タイヤのパンク・バースト」を経験

直近1年での経験で見ても、「タイヤのパンク・バースト」は「バッテリあがり」に次いで多く、100人に4人(4.1%)は1年以内にタイヤのパンクを経験しています[図5-2]。
また、JAF(日本自動車連盟)「2018年度ロードサービス救援データ」でも、高速道路での出動理由のトップは「タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足」(36.97%)で、全体出動の4割近くを占めています。普段から乗る人も週末にしか乗らない人も、走行距離にかかわらず、車に乗る前の点検が重要ですね。

画像2: ドライバーの4人に1人が「タイヤのパンク・バースト」を経験

燃費で選んで、燃費をいちばん気にしているのに…

タイヤの空気圧と密接に関係している燃費
*`ドライバーの8割は「燃費」を気にし、さらに「燃費の良さ」は車を選ぶときのポイントNo.1!**
次に、運転しているとき燃費の良さをどのくらい気にするか聞くと、ドライバーの82.5%が燃費を「気にする」と答えています[図6]。さらに、今の自家用車を選んだ理由を聞くと、「燃費の良さ」(37.4%)を挙げた人が最も多くなっています[図7]。

実はタイヤの空気圧は燃費と密接な関係があります。車には適切な空気圧がそれぞれ設定されていますが(空気圧の適正値は、車の運転席ドアを開いたところなどに表示されています)、空気圧が適正よりも低いと、タイヤの接地面が増え抵抗が大きくなることで、適正で走った場合と比べ多くのエネルギーが必要になり、燃費性能は低下します。タイヤの空気は、運転していても、していなくても自然に抜けていくものです。タイヤの空気圧をチェックせずに乗り続けていると、走行安全性が低下し、燃費の悪い状態で車に乗っていることになってしまいます。

エコや節約意識も高まっているのに…

消費税増税でエコや節約意識が一層UP! 手軽に今すぐできる空気圧点検もお忘れなく
2019年10月1日より消費税率が8%から10%に引き上げられましたが、このことにより生活意識や態度がどのように変化したかを聞きました。すると、「ハイブリッドカーやエコカーへの関心が強くなった」(38.8%)、「自動車の燃費を意識しエコドライブを心掛けるようになった」(38.5%)、「軽自動車やコンパクトカーなど維持費の安い自動車への関心が強くなった」(36.2%)が上位となり、エコや節約、燃費への関心が一層高くなっていることが分かります[図8]。車を選ぶ際や運転しているとき、そしてこれからも気になるのが車の燃費です。今乗っている愛車の燃費を悪化させないためにも、月1回のタイヤの空気圧点検をお忘れなく!

画像: エコや節約意識も高まっているのに…

ドライブ前の空気圧点検を忘れずに!

去年の年末年始、62%の方は点検せずに長距離運転している!
昨年の年末年始の長距離運転について聞くと、長距離運転をした方は42.1%でした。このうち、「出発前点検を行ってから運転をした」方は38.1%で、61.9%の方は「出発前点検をまったく行わずに運転をした」と答えています[図9]。

燃費のためだけでなく、何よりも安全のために、出発前のタイヤ点検を行いましょう!

手軽にできるタイヤの空気圧点検 ガソリンスタンドやカー用品店などに立ち寄ったついでにぜひ!

最後に、ガソリンスタンドやカー用品店でタイヤの空気圧点検をしてもらえること知っているかと聞くと、ガソリンスタンドやカー用品店で空気圧点検をしていない人の87.3%が「知っている」と答えました[図10]。知っているにもかかわらず点検をしていないということは、タイヤの空気圧点検がそれほど重要ではないと捉えているからだと推測されます。しかし、適正ではないタイヤの空気圧状態では燃費が悪化し、パンクやバーストといった非常に危険な事故の原因にもつながります。タイヤの空気圧点検は手軽にできる安全確認です。月に1回の空気圧点検を習慣化しましょう。

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