「介護について」。実際にそれに関わる人が身近にいない限り、なかなか知る機会・考える機会がない人がほとんどだと思います。

それでいて、将来的にはかなり多くの方が体験することになるもの。

みなさんは介護にどんな印象があるでしょうか?

ティモンディや石川恋さんも出演・介護福祉を学べる特別番組「にっぽんの要」

画像: ティモンディや石川恋さんも出演・介護福祉を学べる特別番組「にっぽんの要」

介護の仕事発信事業の一貫として、昨年秋よりBSフジでスタートした特別番組「にっぽんの要 わかる・かわる介護・福祉」。

俳優・要潤さん、上条百合奈さん、大慈弥レイさんがMCを務め、ゲストにはお笑い芸人ティモンディさんや女優の石川恋さんなどが登場します。

番組MCの上条さんは、モデルでありながら、介護福祉士でもあります。そんな上条さんに、コロナ禍の介護や、これからについて伺いました。

コロナ禍の介護、困っていることや実際に感じること

「介護の現場、特に私の現場は認知症の方が多く、また認知症の方と言語以外の非言語コミュニケーションを多く使う場所でもあるので、その表情や、目の向け方、瞬きの回数、口の角度とか、自分の顔・相手の顔をフルに使ってコミュニケーションをするんです」

ーそう話をはじめてくれた上条さん。

「自分たちのコミュニケーションツールとして使っている表情が半分マスクで見えない。コミュニケーションにはちょっと課題が出てきたりはしますね。」

ー若者でも、マスクをしていることで声が聞き取りづらかったり、気持ちが伝わりづらかったりと不便なことは多い。高齢者や介護に携わる人はより苦労があるのだと思います。

「100歳を超えている方もコロナ陽性っていうのが出て、職員も何人か陽性者が出て、でも受け入れてくれる病院が今ないんですよね。さらにうちは従来型のケアと言って4人部屋なので隔離するっていうことが難しいんです。コロナだとわかっていながらも、みんなで生活をしなければいけないっていう状況の中で働く介護職の精神的負担っていうのがものすごくあるんじゃないかなって思っています。」

ー病院や、介護施設がクラスターになっているというニュースを耳にしたことがある人は多いと思います。それは、どこか遠くで起きていることではなく、本当にすぐ身近で起こっていること。私たちにできることは、とにかくコロナの流行をおさえていく努力かもしれません。

番組に登場する学生たちの感想は?

画像: 番組に登場する学生たちの感想は?

番組のイベントで実際の介護の現場を学んだ学生たちに、感じたことや、体験前後で介護に対する印象の違いがあったかを聞きました。

「イメージと違ったことは、(介護施設の)建物の仕組みです。行動を制限したり、自由に外出できないと思っていました。でも、実際に見た施設は、どちらかというと合宿所みたいなイメージでした。開けた環境で得意なことを発揮しつつ生活していける環境は、高齢者にとっても介護士にとってもいいことしかないと思います。高齢者の生活を制限してしまうと、さらにできないことが増えてしまうこともわかりました。

実際に収録イベントに参加し、自分の介護の印象はかなり昔のイメージの介護だったことがわかりました。日本は超高齢化社会で、介護の世界も最先端と知って、高齢者の気持ちを優先している現在の日本の介護は、学んでいて楽しかったです。陰湿なイメージから、ガラッとやり甲斐のある仕事というイメージに変わりました。」(日本女子大学家政学部2年・伊藤さん)

「初めは介護施設を利用する人は病院で入院しているようなイメージでしたが、一人一人が自分の趣味や好きなことをして過ごせたり、料理を振る舞ってくれるなどサークルに所属しているようなイメージに変わりました。イベントに参加して、今まで見えていなかった介護の良いところや間違っていた知識に気づくことができ、今後は介護の仕事を実際体験してもっと知りたいなと思いました。」(東京都市大学工学部3年・松原さん)

「初めは、閉ざされた空間の中でただただご飯を食べさせお風呂に入れ、 寝かせるという一定の毎日のイメージだったけど、介護の仕事を知ったら意外と自由に外に行けるし色んなことをして遊べるし、楽しいこともたくさんあるんだなとギャップが大きかったです。プリクラを撮りに原宿へ行ったりすると聞いたときには驚きました。

コツなどを掴めば、 腰を痛めることもあまりなく、支えたり、お年寄りの方の姿に逆に支えてもらったりと介護の仕事は素晴らしい職業だと思いました。」(二松学舎大学国際政治経済学部
4年・佐藤さん)

「介護職に対して全面的にネガティヴな考えを持っていましたが、番組収録イベントに参加させて頂く中でかなりポジティブな考えを持てるようになりました。

当初は『介護職=介護が必要な方のお世話など』という重労働だけのイメージを持っていましたが、介護が必要な方の生活をより豊かにするための介護職(靴のデザインなど)などもあることを知り、介護に携わることに明るいイメージを持つことができました。」(明治大学政治経済学部4年・小原さん)

ー介護の大変さを感じた、という声があがるのかと思いきや、介護に対するポジティブな印象をもった人がほとんど!

学生たちと同じように、介護に病院のようなイメージをもっている人は少なくないと思います。介護福祉の今を知ることのできる「にっぽんの要」を通じて、実はそうではないんだということに気づけるかもしれません。

介護が身近でない人に伝えたいこと

最後に、上条さん、学生たちに、介護が身近でない人になにか伝えるとしたらどんなことを伝えたいかを聞きました。

「番組(にっぽんの要)を通じて、介護・福祉について知ってもらえたら、魅力的だなと思ってくれるんだなっていうのを再認識したので、より多くの人にこのプロジェクト(番組をはじめとする「介護のしごと魅力発信等事業」など)を知ってもらえたらうれしいです。

多くの人に介護や福祉について知って頂くことで『受けなくてもいい介護』『受けなくてもいい医療』っていうのを増やしていけるんじゃないかなと思っています。」(上条さん)

「介護ってどんなイメージかと聞かれた時に多くの人がイメージするものはおそらく50年以上前のものだと思います。現在の介護を少しでも学べは、暗いイメージや絶対にやりたくないっていう考えはなくなると思います。」(伊藤さん)

「今まで暗いイメージや給料が低いなどのマイナスイメージがありましたが、実際は働いている方も施設を利用している方もとても楽しそうでした。」(松原さん)

「暗いイメージや大変な職というイメージが強いかもしれないけど、 私が映像でみたのはみんなが笑顔の姿だったので、介護職を知れば知るほどやりがいのある仕事だということを伝えたいです。」(佐藤さん)

「介護職は皆さんが思っているようなネガティブな職業ではありません!現代では自分に合った介護職を選択することもできます。介護職は可能性が飽和していない職業です。介護の必要性が増え続けていく今、さらに新しい介護職を自分でデザインしていくことができるのも魅力的だと思います!」(小原さん)

ー一般の人が考えている介護のイメージと、現場は実際にはすでにかなり違うのかもしれません。まずは知ることが、わたしたちが介護を正しく理解すること・そしてさらに良くしていくための一歩になりそうです。

2月28日(日)14時からBSフジで放送される「にっぽんの要」第3話では、松戸向陽高等学校、津久井高等学校、帯広大谷短期大学、日本福祉大学中央福祉専門学校の4校がオンラインワークショップで取り組んだ企画をプレゼン。

日本人介護者と外国人介護者との交流会の開催、介護のイメージ改善のためイメージキャラクターを使ったポスターや四コマ漫画を制作、VRを使った体験など新しいアイデアが続々と登場します。

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