「風の時代」とは、占星術における2020年12月から始まった個性重視の時代。現代のニーズにマッチした内容で大きな話題を呼んでいます。本記事では、占星術の枠を越えて注目されている「風の時代」の概要を解説。「風の時代」がもたらす暮らしや価値観、さらにファッションに関する変化を紹介します。

「風の時代」とは

画像: 「風の時代」とは

最初に「風の時代」とは、具体的にどのようなものなのかを解説しましょう。新たに訪れた「風の時代」を把握するために、これまでの「地の時代」について解説。また、占星術の用語がここまで普及した理由や、コロナ禍での時代のニーズと一致していることについても紹介します。

占星術における個性重視の時代

「風の時代」とは占星術の用語です。約200年ごとに、占星術で定義されるこの世を構成する元素「エレメント」が変化すると言われています。「エレメント」は火・土(地)・風・水の4種類。2020年12月22日に水瓶座の位置で木星と土星とが250年ぶりに重なったところから「風の時代」が始まりました。正反対の性質を持つ、対極にある木星と土星が重なることによって、個性を重視する時代が訪れると言われています。

「地の時代」に代わる新しい時代

占星術において、これまでの200年ほどは「地の時代」でした。「地の時代」とは、金銭・物質・権威などを重視した時代。人々は、目に見える資産形成を最優先していました。現に「地の時代」の200年ほどは、18世記後半から世界を席巻した産業革命を皮切りに、大量生産、消費が行われてきたのです。経済の発展により貧富の差や明確なヒエラルキーが生まれたのもこの時代です。家や車など資産価値のあるものを所有し、お金を貯め、有名大学を出て優良企業に就職がわかりやすい理想とされていました。

本質的な豊かさを求めていく時代

「風の時代」という用語が、占星術の分野に止まらない広がりを見せているのは、現代の人々の価値観の変化と一致しているからです。これまでの「地の時代」は形あるものや安定的な経済などの象徴で、人は「所有」することで豊かさを感じていました。一方、「風の時代」では、知性・コミュニケーション・個人といった内面的要素を重視する傾向にあります。これからの世の中は「持たない生活」が基盤になり、個人が自分なりの価値観でものごとを選択する時代です。目先の豊かさだけを追うのではなく、永く続くサステナブルなものを求める傾向も、風の時代の選択と言えるでしょう。

「風の時代」がもたらす生活の変化

画像: 「風の時代」がもたらす生活の変化

「地の時代」から「風の時代」に移行することで人々の生き方に変化が現れるでしょう。価値観の変化によってもたらされる生活の変化を「お金・結婚・仕事」に分けて解説します。

【お金】形のない豊かさを求めていく

「風の時代」では、お金至上主義の価値観が薄れていきそうです。たくさん稼いで貯蓄するのではなく、いかにお金を使うかに焦点が当たります。豊かさも独り占めではなく周りと共有するなど、精神的な豊かさを求めるようになるのも「風の時代」の特徴です。お金で買えるものではなく、スキルや情報の交換によって、助け合って互いに高め合う精神も生まれる社会に。お金よりも信用や信頼、情報、体験、人脈といった目に見えない豊かさが評価される時代へと変わっていきます。

【結婚】幅広い価値観が認められるように

結婚に関しては事実婚や別居婚、ポリアモリーなど、形式はより自由になりそうです。婚姻制度、家庭観もより広く認められるようになります。LGBTQへの理解もより一層深まっていきます。また、家庭内での役割も変化し、「妻が家事や育児、夫が仕事」といった性別ごとの固定概念もなくなっていくでしょう。家事も適材適所で得意な方が行うなど、より自由度が高まります。

【仕事】物理的な制約から解放され働き方も自由に

コロナ禍も追い風となり、働き方もどんどん変わっています。大企業に所属すれば将来の安定が約束されたという「地の時代」の概念は薄れ、副業など複数の収入源を持つことも珍しくありません。知識や特技、好きなことを活かし、フリーランスや個人事業主となる人も、今後ますます増えるでしょう。テレワーク化が進み、オフィス通いの物理的な制約から解放されて、海や山の近くなど自分の望む場所に住めるチャンスも増えています。これは住居の自由にもつながる変化です。何が好きか、何に幸せを感じるか、自分軸で仕事選びをする時代です。

「風の時代」のファッション選びのトレンドとは!?

「風の時代」の到来は人々のファッションにも変化をもたらしています。「風の時代」のファッション選びのトレンドを知りたい方は、以下の記事をチェック!

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