新成人の約8割が「今叶えたいこと」、約9割が「将来叶えたいこと」があると回答。夢や目的を持つ意欲的な世代であり、自己投資にも積極的

あと払い(Buy Now Pay Later)サービス「ペイディ」と国内初の“Z世代”を研究対象としたシンクタンク組織・Z総研は、4月1日より成人年齢が18歳に引き下げられることを受け、新成人となる全国男女500名を対象に「新成人に関する調査」を実施しました。

画像: PaidyとZ総研、「新成人に関する調査」を実施

調査結果から、新成人の約8割が「今叶えたいこと」があり、約9割が「将来叶えたいこと」があると答え、夢や目的を持つ意欲的な世代であることがわかりました。また、自己投資にも積極的で、将来叶えたいことにつながるのであれば、金額問わず投資したいと思っている人が約7割。さらに、71%が「自分の力で自身の未来を変えていけると思う」とポジティブな見解を示しました。理想の職業としては、「企業理念に共感できる会社」、「心のケアもできる医師」、「発展途上国などに生きる本当に支援を必要としている人を支える仕事」など、エンパシーの高さを感じさせる回答があったほか、「自分の得意なことを活かせるような仕事」など自身の強みを発揮できる職に就きたいと述べる人も複数見られ、自分らしさを重視し、社会貢献に意欲的なZ世代ならではの回答となりました。

消費行動については、新成人はSNSやネット、オフラインなど様々な情報を駆使しながら上手に工夫し、スマート消費を実践している姿が浮かび上がりました。また、約7割が使い終わった後のことも考えて購入した経験があり、不要になったものはフリマアプリで売るなど、先を考えた賢いお買い物行動が見られます。

新時代の新成人像

新成人の約8割が「今叶えたいこと」があり、約9割が「将来叶えたいこと」があると答え、夢や目的を持つ意欲的な世代
今叶えたいことについては、「好きなことに時間を使いプライベートを充実させたい」(58.0%)や「お金をたくさん持って好きなものを買いたい」(46.5%)の回答が多数。一方で将来叶えたいことに関して男女の回答を比較すると、男性の1位が「結婚したい」(54.0%)だったのに対し、女性の1位は「自分の理想の職業につきたい」(59.6 %)で、男性はより家庭志向、女性はよりキャリア志向の傾向が見られました。

画像1: 新時代の新成人像
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やってみたい自己投資として、「資格を取得する」(38.1%)、「旅行に行って刺激を受ける」(31.6%)、「様々な本を読む」(28.4%)と続く
また、実際に将来を見据えて行っている投資として、「パソコンひとつでどこでも働けるようにスクールに通っている」や、「学歴コンプレックスに立ち向かうため時間を投資してインターンシップに参加した」などの声もありました。

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現在している自己投資について、実家暮らしと一人暮らしの新成人を比較すると、過半数以上の項目で、「実家暮らし」が「一人暮らし」の割合を上回っていた
実家暮らしで家賃などの出費が抑えられることから、金銭的な余裕が心の余裕に繋がり、自己投資にもより意欲的であると推測できます。

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今年1番したい・挑戦したいことでは、貯金(19.7%)と資格やスキルアップのために勉強(18.3%)がトップに。成人を迎えるにあたり将来へ繋がる自己投資を考えている人が多い
また、「自由に過ごす」という回答も14.4%で高く、コロナの影響でやりたいことができない時間が長かったからこそ、叶えたいことを自由にやりたいと思う風潮が見受けられます。

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世の中の未来については悲観的に考えている割合が高い(59.5%)ものの、自身の未来については61.7%が「明るいと思う」と回答
71%が「自分の力で自身の未来を変えていけると思う」とポジティブな見解を示しています。

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理想の職業としては、「企業理念に共感できる会社」、「心のケアもできる医師」、「発展途上国などに生きる本当に支援を必要としている人を支える仕事」など、エンパシーの高さを感じさせる回答があったほか、「自分の得意なことを活かせるような仕事」など自身の強みを発揮できる職に就きたいと述べる人も複数。また、働き方としては、リモートと出社を組み合わせたハイブリッドなど、自由な働き方を求める声
理想の職業については、自分らしさを重視し、社会貢献に意欲的なZ世代ならではの回答となりました。また、働き方について、ハイブリッドを求める理由として「大学でリモートの授業を経験し、リモートでもやっていけることがわかったから」、「YouTuberなどの身近なインフルエンサーがやっているから」などが聞かれました。

人生観を問う質問では、全体として「家族を大切にしたい」が最も多かったが、2位以降は居住形態により差があった
実家暮らしの新成人の間で二番目に多かったのは、「仕事よりもプライベートを充実させたい」(36.1%)で、両親などの大人と一緒に暮らすことで、プライベートの重要性をより感じていると推測することができます。一方、一人暮らしの新成人の間で二番目に多かったのは、「地元で暮らしていきたい」(28.7%)で、地元から離れて暮らし、改めて地元の良さを認識することで、地元愛が強まっていると考えられます。

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消費傾向

SNSから気になる商品を見つけ(62.3%)、購入する(49.3%)ことが多く、その中でも最近気になっているもの第1位はファッション用品(39.8%)、次いで第2位がメイク用品(36.9%)、第3位がフード&ドリンク(34.3%)
Twitterの美容アカウントからコスメを購入したり、遊び先での飲食店などをTwitterやInstagramで調べるなど日常内で賢くSNSを活用していることがわかります。

画像1: 消費傾向

SNS上で商品に興味を持ってから過半数以上がクチコミを調べる(SNS上60.4%、ネット上53.2%)、実物を見てから(37.6%)購入すると回答
1つの情報だけでなく様々な情報を駆使して”買うこと”を自身で慎重に考えて判断しており、特にこの傾向は女性に強いことがわかります。

画像2: 消費傾向
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使わなくなったものはフリマアプリ(41.4%)やリサイクルショップ(28.4%)で売る人が多く、そのうち30.1%が節約、72.7%がお金にするために活用していると回答
自分の使える金額範囲内で賢くやりくりしている人が多いと判明しました。

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トレンド

5人に3人以上が推し活をしている(62.9%)と答え、グッズ購入(42.6%)やイベント・ライブへの参加(26.8%)に加えて、友人・ファン同士で推しについて語り・情報交換をしたり(24.9%)、推しの誕生日や記念日を祝う(24.9%)などを楽しんでいる
推し活の魅力としては、推しがいることで「頑張る糧になる」、「息抜きになるから」との声がありました。

画像1: トレンド

推し活に使うお金の捻出方法について問うと、半数以上がイベントやグッズ発売に応じて調整していると回答(53.0%)
推し活に使うお金は必要に応じて調整し、体験として思い出に残るリアルイベントだけに参加、推し卒業時にフリマアプリで売るなど、無理しない範囲で賢く楽しく推し活を実施しています。

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<調査概要>
定量調査
【 調査地域 】全国
【対象者条件】男女17~20歳(2001年4月1日~2005年3月31日生まれの方)
【 調査手法 】インターネット調査
【 実査期間 】2022年3月7日(月)~ 9日(水)
【サンプル数】計500人
定性調査
【対象者】20代前半男女4名
【調査手法】座談会でのヒアリング
【実施日】2022年3月17日(木)

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