全国で1000店舗以上の「眼鏡市場」を展開する株式会社メガネトップが、4月17日、東京都内にて、「紫外線対策サングラス事業戦略発表会」を行いました。

今回の発表会では、眼鏡市場から、紫外線から目を守る眼鏡市場のサングラス製品についての商品説明や、2025年度より展開する子ども向け新商品の詳細と全国の眼鏡市場で開始する15歳以下の方を対象とした新たな取り組みが発表されました。また、さいたま市伊藤医院眼科医の有田玲子先生(医学博士)から、紫外線が目に与える影響について詳しく解説が行われたほか、紫外線が目に与える影響、そしてサングラスの有無による紫外線リスクについてトークセッションも開催されました。

2011年から売上高トップの「眼鏡市場」

発表会冒頭では、株式会社メガネトップ代表取締役社長 冨澤昌宏氏が登壇。

冨澤氏は、「2023年より夏の猛暑が続き、昨年も大変暑い夏だった。近年、地球温暖化の影響もあり、紫外線量は年々増加している。本日は紫外線という社会問題に業界トップの企業としてどのように挑戦していくのかをお話します。」と話し、「国内眼鏡業界において弊社は2011年より売上高1位のポジジョンを継続している。これは事業purposeである“お客様に最適な眼鏡を提供できる視生活のトータルアドバイザーであること”の実現に向けて様々な挑戦を続けた結果ととらえている。このような成果の背景には眼鏡市場の三つの特徴がある。1つ目は、レンズの追加料金0円という価格の透明性。2つ目は、フレーム自社工場による一貫体制のモノづくり。最後は、教育。お客様の声を活かしたサイクル、にあります。」と眼鏡市場について説明しました。

さらに、「今、日本では年々紫外線の影響が深刻になっており、外出時の紫外線対策としてサングラスの重要性が改めて見直されている。そうした変化にいち早く対応し、紫外線による健康被害を少しでも抑えるきっかけを作りたい、眼を守る文化をもっと浸透させていきたいという思いから、本発表を開催するきっかけとなった。」と本発表会のきっかけを語りました。

眼科医が警鐘、目は丸裸!“紫外線”による目の健康被害と対策

続いて、冨澤氏に加え、同社商品部部長 櫻井憲一郎氏とさいたま市伊藤医院の眼科医(医学博士)有田玲子先生が登壇し、トークセッションが行われました。

初めに有田先生は、「紫外線と言えば、肌に対する影響というのは皆様よくご存じだと思うが、眼に対する影響もかなりある。肌は何かしら対策があるが、眼は日焼け止めも塗れず、お洋服を着ることもできず、常に丸裸な状況。眼を守ることは視力を守ることになり、サングラスが重要になる。」と述べると、櫻井氏は「紫外線のダメージが深刻化する中、眼鏡市場としてサングラスやレンズでできることを本日はお伝えしていきたい。」と話しました。

紫外線が年々増加している状況についてMCより語られると、有田先生は、「UV indexという指標があるが、目は、UV index3以上で日焼けを、8以上で火傷する状態になる。その為、UV index8以上の日も多くみられる昨今の紫外線の状況というのは、深刻な状況になっている。」と語りました。

画像1: 眼科医が警鐘、目は丸裸!“紫外線”による目の健康被害と対策

また、サングラスの有無による将来の目の健康状態については、「帽子やお洋服だと目に対する紫外線カットは50%くらい。それに比較し、眼の近くで紫外線を対策できるサングラスは大変有効。例えば、紫外線対策をした群としなかった群で比較した研究では約2倍10年後、20年後に大人になってからの白内障のリスクが違うという報告もある。」と述べました。

眼鏡市場に訪れるお客様について櫻井氏は、「やはり最近、紫外線を気にされる方が増えている。紫外線はすぐ目にダメージが出る場合と、蓄積されてから出る場合があるので、眼鏡市場としては、目の紫外線対策を当たり前の習慣にする、ということを社会に提案していきたい。」と述べました。これに対し有田先生は、「ゴールデンウィークや連休明けに家族でお出かけした後に目が充血して痛い、など紫外線が原因となるような症状を述べるような方がいる。また屋外でお仕事されているような方は白内障などで来る方もいらっしゃる。」と話しました。

これを受けて、櫻井氏は「屋外で勤務される方という話があったが、最近では公的機関において屋外で勤務する方もサングラスを着用している方が増えているように感じる。以前と違ってサングラスがイメージを悪くするようなことなく、紫外線対策をするということが広がっているように感じる。最近では小学校や野球部などでもサングラスが普及してきているように感じる。また、購入者からアンケートでは、2020年と比較して、“紫外線”というキーワードが約2.4倍に増加している。こういったアンケートはがきを計量的にとらえて、商品やサービスに参考にしている。」と述べました。一方、「サングラスの所有率は全体の12.1%しかない。欧米諸国等だと60-80%所有しているというデータが出ているので、まだまだ日本のマーケットでは浸透していない。サングラスがただのファッションアイテムではなく、紫外線対策として浸透していることが重要かと思う。」と課題についても述べていました。

さらに、子供の紫外線対策について有田先生は、「子供の紫外線対策は早ければ早ければよいというのが回答。アメリカなどでは人種の違いなどもあるがベビー用サングラスがあるくらい。日本人はそれほどではないので、おすすめとしては小学校に入ったくらいからの対策が良い。早くからの対策を勧める理由は3つ。1つ目は、子供の水晶体は透明で紫外線を透過しやすい。2つ目は、子供の瞳孔は大きく紫外線を通しやすい。3つ目は、子供は野外の活動時間が長い。大人以上に紫外線を吸収しやすいお子様なので、早いときからの対策が大事になる。サングラスが一番目の紫外線対策に重要。」と述べました。

画像2: 眼科医が警鐘、目は丸裸!“紫外線”による目の健康被害と対策
画像3: 眼科医が警鐘、目は丸裸!“紫外線”による目の健康被害と対策

眼鏡市場のサングラス事業

トークセッション後には櫻井氏より、眼鏡市場のサングラス事業に関する説明が行われました。

櫻井氏は、「眼鏡市場がサングラス事業に注力していく背景は、“紫外線クライシス”という状況がある。日本では、サングラスをかける状況が根付いていないのが現状と考える。その為、私たちは、サングラスを単なるファッションアイテムではなく、紫外線から目を守る生活必需品であるということを発信していきたいと思う。」と語りました。

画像: 眼鏡市場のサングラス事業

続いて、冨澤氏が2025年の眼鏡市場の取り組みについて、1つ目は調光レンズを搭載したサングラスを含む232種類のサングラスを今シーズン展開すること、2つ目は子供の目を守るためのCSR活動をしていくこと、と紹介。「パーフェクトUVブロック搭載の子供用サングラスの発売、及び15歳以下のお子様へのパーフェクトUVブロックのオプション代の無償提供(期間限定)を予定している。」とCSR活動を具体的に述べました。

どちらも子供の眼を対象とした取り組みであることについて冨澤氏は、「先生から話があったように子供の眼は透明性も高くて、将来を考えるとリスクにさらされているといっても過言ではないと思っている。企業の社会的責任として次世代の眼の取り組みとしてこのようなことを実行していく。今後は、多くのお客様に目の健康を守ることの大切さの啓蒙活動も広げていきたい。」と締めくくりました。

まとめ

日焼け止めや服を着ることのできない丸裸の眼。紫外線の影響が強まっている昨今、対策の重要性はますます高まっています。“サングラス=ファッション“のみでなく、紫外線対策として必要という認識が日本社会においても広がり、眼の健康を皆で守っていけるといいですね。

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