今年の羽アリのスウォームは平年よりやや早い見込み/4~6月は羽アリが飛び立つシーズン 羽アリを見つけたら我が家にシロアリ被害あり!?

27都府県のシロアリの羽アリ発生情報をタイムリーにお知らせする独自の取り組み、2025年版の「シロアリ注意報※」がアサンテのホームページに公開されました。
※「シロアリ注意報」は2007年にアサンテが開始した日本初のシロアリの羽アリ発生情報をお知らせする取り組みです。

画像: アサンテ独自の取り組み「シロアリ注意報」をHPで公開!

「シロアリ注意報」は、過去10年間の羽アリの発生傾向と気候データをもとに今年の羽アリ発生のピークをお知らせする「予報」と、アサンテに寄せられる羽アリの発生情報を随時集計してお知らせする「注意報・警報」です。羽アリは一年に一度、4~6月の時期にのみ姿を現し、シロアリ被害を見つけるサインとなるため、いち早く被害に気付いてもらえるようと行われている取り組みです。

今年の4月前半は全国的に気温が高く、アサンテ独自の分析からヤマトシロアリの羽アリのスウォーム(群飛)のピークは平年よりやや早い~平年並みと予想しています。雨上がりの気温が上がった昼間はヤマトシロアリのスウォームが起こる可能性が高いのでご注意ください!

「シロアリ注意報」概要
調査期間
2015年~2024年(毎年4月~6月の3カ月間の調査)
調査方法
アサンテお客様相談室に寄せられる羽アリ(ヤマトシロアリ中心)の発生情報を収集し月別・県別に集計
調査地域
宮城・山形・福島・新潟・茨城・長野・群馬・栃木・埼玉・東京・千葉・神奈川・静岡・山梨・愛知・三重・岐阜・滋賀・京都・奈良・和歌山・大阪・兵庫・愛媛・高知・岡山・広島(アサンテ営業エリアによる)
公開
https://www.asante.co.jp/info/sc.html
公開期間
2025年7月上旬までを予定

今年はウェザーマップと協業でシロアリの発生状況をリアルタイムに可視化した「シロアリ実況マップ」も公開されています。合わせてシロアリの発生状況把握に活用してみてください。
https://www.asante.co.jp/alert/

春はシロアリが飛び立つ季節、最近見た羽アリは、あなたの家を食べているシロアリかも?

日本で建物に大きく被害を与えているシロアリは主にヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。1年中、床下や壁の中で活動していますが、ヤマトシロアリの場合は4月〜5月(東北地方は6月)、イエシロアリの場合は、5月〜7月に、羽アリとなって大量に飛び立ちます。家の中や周りで羽アリが発生しているのを見たら、シロアリの巣があるかもしれません。

画像: 羽アリとなって飛び立つシロアリ

羽アリとなって飛び立つシロアリ

画像: シロアリ被害にあった床下の木材

シロアリ被害にあった床下の木材

羽アリを見つけたときの対応方法は?

シロアリの羽アリが出るということは、近くに発達した巣があり、シロアリ被害が進行しているということになります。大量に発生した羽アリを見つけたときに自分でできる一時的な対策として、掃除機で吸い取る、玄関や浴室ならお湯で洗い流すといった方法がおすすめです。殺虫剤は羽アリが土の中へ潜ってしまう可能性があるため、あまりおすすめできません。これらはあくまで一時的な方法なので、必ず専門家に調査してもらい、今後の対策を相談しましょう。なお、数匹の羽アリをティッシュなどに取って保管しておくと、専門家が調査をするときにとても役立ちます。

画像: 羽アリを見つけたときの対応方法は?
画像: 株式会社さくら事務所/ホームインスペクター(住宅診断士)友田雄俊氏

株式会社さくら事務所/ホームインスペクター(住宅診断士)友田雄俊氏

近年、首都圏における中古戸建住宅の成約件数は増加傾向にあり、2024年の中古戸建住宅の成約棟数が14,182棟(前年比10.2%増)と大幅に増加。過去10年間で2番目に高い水準を記録しており、2025年も我々に購入前の診断の依頼が多く寄せられています。このように中古住宅市場が活発化する中で、私たちホームインスペクターとしても、ご購入者の皆様にはシロアリ被害のリスクや、購入前の住宅診断(ホームインスペクション)の重要性について十分な認識を持っていただくことが重要と考えています。実際、中古住宅の住宅診断によってシロアリ被害を疑う蟻道などの事象を発見することも珍しくなく、2024年度の当社データでは10%強の中古戸建での住宅診断によりこれら事象が確認されています。 

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