今回の東コレで目立ったのは、全体的に装飾度を高めるような方向感です。性別を踏み越える試みに加え、フューチャリスティックな味付け、グリッターの演出、ファー&レザーの異素材ミックスなどが相次ぎました。創作マインド面での最大の変化は大人っぽい装いを意識するクリエイターの態度でした。マーケットときちんと向き合う「大人」の振る舞いとも言えるでしょう。「メルセデス・ベンツ」ブランドの支援を受けてリスタートしてから約5年。海外からの来場者が増えたうえ、作品面でも着実な成長ぶりが感じられ、クリエーションとビジネスの両面で収穫の多い内容になったと映りました。このコンテンツは Fashionsnap.com が配信しています。