ファッションにおけるヒーローってなんだろう? ビッグメゾン? スターデザイナー? それとも・・・。昨夜は、オラが街TOKYOに待望論を説いてみたが、はたしてこの地に、そんな救世主は現れるのだろうか? 素晴らしい発想と技術力を持ちながらも、"安くて利便性がいい物"へと傾倒する我が国ニッポン。優秀なプロダクトを創り上げたとしても、市場はそれをいかに安く大量に売ることが出来るか、ということばかりを追い求めてしまう。ファッションビジネスにおいても、この民にはその習性が染み付いているのだろう。まぁ、コンビニが50メートルおきにある街の風景をみれば、それもうなずける話だ。しかしながら、"モードは一日にして成らず"だ。積み重ねてきたバックボーンと磨き上げたオリジナリティ、それをビジネスへと連動させる知己。今、デザイナーたちに求められているものは、決して少なくはない。最終日は、いままでのおさらいもかねて、英雄探しの旅に出るとしよう。このコンテンツは Fashionsnap.com が配信しています。