6月11日（木）に、書籍『パラレルワールド御土産帳』（著者：穂村弘・パンタグラフ）が刊行されます。
広告美術を制作するアーティスト集団『パンタグラフ』が制作した不思議な商品を、歌人・穂村弘が紹介。レコードを再生するだけの「異POD ANALOG」、１と０しか打てない「ゼロイチ・タイプライター」など違う進化を遂げた世界なら発売されていただろう便利なのか不便なのかわからない『空想御土産カタログ』となっています。
「先日、パラレルワールドに行って来た。」（まえがき）
「真空管無線ルーター」（左）以前はスピーカーやラジオに使われていた真空管を応用。発信される電波の味わいが違う。
「レコード盤ディスクセット」（右）4枚同時に聞けるレコード盤。ボーカル、ギター、ベース、ドラム、それぞれの担当のレコードを同時に再生することによって音楽になる。レコードの枚数を調整することによって、バンドのメンバー脱退時の演奏を聴くこともできる。
「ゼロイチ・タイプライター」（左）デジタルデータ専用機種。キーは「0」と「1」のみ。猫ちゃんも使える。
「ディスク作成機」（右）データの詰まったボールをくるくるとローラーで引き延ばしてCD-Rを作成。昭和時代の洗濯機を思い出す。
「スマホグラス」スマートフォンをパカッと開けると秘密兵器が。オペラにも、野鳥にも。
「電源、危機一髪」（左）正解のコンセントに差すと、てっぺんの延長コードがピョーンと飛び出す。CMには黒髭の男性が出演。
「樽型ストレージ」（右）データの詰まった樽。コックを開くとワインの代わりにケーブルが出てくる。データ量は樽の大きさに比例。
書籍概要
書名：『パラレルワールド御土産帳』
著者：穂村弘、パンタグラフ
仕様：A5判変型（150mm×150mm）／ソフトカバー／160 Pages (Full Color)
定価：（本体1,800円＋税）
ISBN：978-4-7562-4597-7 C0072
発売日：2015年6月11日
発売元：パイ インターナショナル