いつだってかっこいいのはヒーローよりヒール(悪玉、憎まれ役)だ。といってもプロレスや犯罪小説だけじゃない。アートの歴史上に登場した、粋でセンスのいいヒールの魅力に注目。世界各地の怖いけどユーモラスな顔の仮面。江戸八百八町を騒がせた悪党ども。小さな消しゴムにピリッと風刺をきかせた伝説の版画家の偉業に思いをはせてみよう。