高級魚干物“パンにもhimono”「ペッシュール」
静岡県沼津市に本社を構える大正元年創業の有限会社ヤマカ水産は、干物業界の現状をひっくり返したいという思いから、フランスシュバリエ勲章を受章したフランス料理のシェフ増井靖丈氏とタッグを組み、今までにはない革新的な干物”パンにもhimono”「ペッシュール」を開発!
ペッシュールはフランス料理でありながら、男性でも簡単にフライパン一つで調理ができ、ごはんはもちろんパンやワイン・シャンパンに合う干物に仕立てられています。今まで朝食・和食の定番であった干物を、ディナーの主役フランス料理「himono」として、まったく真逆の発想で商品化。素材と味にはとことんこだわった逸品となっています!
「ペッシュール」開発の経緯は?
大正元年創業のヤマカ水産は、沼津でも老舗の干物加工・販売会社。全国的に知られる「沼津の干物」ですが、現在、その業界全体が縮小傾向にあります。最盛期、沼津には300軒近くの干物製造・卸しの会社がありましたが、今は100軒ほどになってしまいました…。これは原料の水揚げがどんどん減り、原価は上がっていく中、需要が減ってしまっているため。また、「沼津の干物」は有名ですが、地元でとれた魚はほとんど使われておらず、地産の高い魚より、海外産が主流といいます。手間がかかるチルド発送より、効率的な冷凍発送。本当においしい干物は消費者に届かないのが実情です。「“これぞ沼津干物”という干物を消費者に味わってもらいたい。」「“沼津の干物は本当に美味しいね”と言っていただきたい。」その思いで、このたびペッシュールは開発されました。
「ペッシュール」素材と味へのこだわり
ペッシュールは、フランスシュバリエ勲章を受章したシェフ増井靖丈氏監修のもと開発されました。素材に「地産の食材を使うというのは、新鮮な素材にこだわるということ」というシェフの考えから、沼津・静岡県の地産にこだわりました。つぎに、「ハレの日」というコンセプトに沿い、通常は高値であるため干物に使わないような高級魚を選びました。味にこだわるため、ヤマカ水産の中でも一番手間のかかる技術を使い、一度も冷凍せずに干物を作ります。通常、安定供給のため、保存に適した冷凍出荷を選びますが、冷凍した干物を再び解凍すると、うまみ成分が抜けてしまうため、おいしさが半減。そこでペッシュールは、一度も冷凍せずチルド発送し、干物屋が「本当においしい」と思うところまで、とことんこだわって作りました。そのため、完全予約制で直販のみ受け付けています。
「ペッシュール」の主な商品ラインナップ
※すべてのセットにソースとオリーブオイルが付いています
<シマアジのミックスハーブ風味>
高級魚であるシマアジをあえて干物にした逸品。シマアジによく合うミックスハーブで味付けをし、爽やかな初夏を思わせる、季節野菜トマトのソースを添えました。シマアジはヤマカ水産の加工場から15分の沼津で養殖されたものを使っています。これも新鮮さにこだわるシェフのアイディアです。
価格:半身一枚 2,500円(仮)
<金目のシトラス風味>
高級魚として知られている、天然の静岡産金目鯛を使用しています。沼津や伊豆は世界一深い湾駿河湾に面しているため、深海魚である金目鯛がすぐ近くで獲れます。そのため、新鮮であることが最大の特徴です。
また、フレンチのテクニックを金目に取り入れ、シトラス風味にした爽やかな干物に仕上げました。
価格:半身一枚 2,500円(仮)
<その他のラインナップ>
・富士山サーモンのディル風味
・カマスのゴマ風味
・真鯛のパセリ風味
・サワラのタイム風味
・アジのしょうが風味
結婚記念日や誕生日の特別なハレの日にパンやワイン・シャンパンと合わせたい「himono」です。商品にはすべて季節のソースがつきます。
干物屋の推薦の「干物」、食べてみたいですね!
会社概要
有限会社ヤマカ水産
所在地: 〒410-0106 静岡県沼津市志下629
代表者: 代表取締役社長 小松 利寿
創業 : 大正元年(1912年)