ターンテーブルといえば、DJがパフォーマンスに用いるものというイメージが強いが、ちょっと変わった使い方をしたアート作品がこちら。レコードを回すという点は同じだが、このレコード、よく見てみるとアニメーションになっている!?オーストラリアのアーティスト、Elliot Schultzさんが発表したのは、ターンテーブルで回すとアニメが動き出す刺繍アート。ゾエトロープ(回転のぞき絵)と同じ原理で、少しずつ異なる絵を連続してみることで、実際に動いているかのような錯覚に陥るというもの。コロコロと転がる立方体は、どこを見てもなめらかな動きで、作品のクオリティの高さを感じさせてくれる。杖をつきながら歩くアニマルキャラクターは、どこか楽しげ。円盤の中心から滴る水滴は、ぴしゃりと飛び跳ねる様子までリアルに再現されている。さらには、中心に向かってうごめく芋虫!?や逆に中心からどんどんわき出す謎の生き物!?まで、ついぼーっと眺め続けてしまうような作品ばかりだ。単純な原理ながら、見る者にインパクトを与えるこの作品は、Schultzさんがアートスクールの卒業制作として発表したもの。若手アーティストのさらなる活躍が楽しみだ。Embroidered Zoetrope from Elliot Schultz on Vimeo.Vimeohttps://vimeo.com/133396066Elliot Schultzhttp://elliotschultz.com/Behancehttps://www.behance.net/gallery/15442911/Embroidered-Zoetrope・アート(まとめ)