阿久悠の言葉に、こういうのがある。読中、何度もリフレインしていた。 夢は砕けて夢と知り 愛は破れて愛と知り 時は流れて時と知り 友は別れて友と知り だが、遅すぎた。何も始まっていなかった人生であることを、人生の最後になって知るということは、なんと残酷なことか。