これまでにISUTAでも多く紹介してきたミニチュアアート。小さいからこそ奥深いその世界観は、人々を夢中にさせる不思議な魅力を持っている。日本人のアートディレクター、田中達也氏が企画する「MINIATURE CALENDAR」という作品群は、そんなミニチュアアートのなかでも一風変わったコンセプトが話題だ。物語の主人公はミニチュアフィギュアだが、その舞台になっているのは、手の込んだセットではなく、私たちの身近に存在する日用品。SDメモリーカードがグランドピアノになったり、八分音符がハードルになったり、メモ帳のリングが駐輪場になったりと、自由な発想に思わず心が躍り出す。この作品群は、「MINIATURE CALENDAR」という名前の通り、サイトで毎日日めくりカレンダーのように更新されていくところが最大の特徴。2013年には書籍としても発売され、その後もサイトでは毎日新しい作品が発表されている。遊び心をもって世の中を見渡せば、何気ない日常も小さな喜びとトキメキで溢れているということを教えてくれる、「MINIATURE CALENDAR」。ミニチュアファンのあなたは、是非毎日チェックしてみて。MINIATURE CALENDARhttp://miniature-calendar.com/・ミニチュア(まとめ)