魚の大きさを記録するため、墨を塗って和紙に姿を写す魚拓は、日本の伝統的な技術。釣りをする人にはおなじみかもしれない。そんな日本独自の文化を、アート作品に取り入れたのがアメリカ人画家、Heather Fortnerさん。まるで生きているような躍動感!学生時代にハワイで魚拓と出会った彼女は、魚の姿をそのまま写し取る技法に感動。海に関わる仕事に携わっていたこともあり、彼女は仕事や旅先で出会った魚の姿を、魚拓に取り始めたという。その後、来日し、魚拓の取り方を学ぶなどの経験を経て、画家として本格的に活動を始めた。現在は自然豊かなオレゴン州でスタジオを構え、魚拓の技法を取り入れたアート作品を制作し続けている。海外のアート作品に取り入れられた伝統技術は、改めて日本の文化が持つ力を思い出させてくれる。Heather Fortnerhttp://heatherfortner.com/・アート(まとめ)