これまでに「カドケシ」や「キャンパスノート」など、多くのヒット商品を生み出してきた「コクヨデザインアワード」が、キャンパス水彩絵の具「なまえのないえのぐ」を10月中旬、コクヨS&Tから発売する。同商品は、2012年に国内外から集まった1170作品の中からグランプリに輝いた、今井 祐介さんと茂木 彩海さんの2人による作品。10色1セットで、チューブのパッケージはホワイトを基調としたとてもシンプルなデザイン。普通の絵の具のように、色名や、色のヴィジュアルそのものがパッケージにプリントされているわけではないので、一見するとどのチューブがどの色なのか判断できない。その“わかりにくさ”こそが、この商品の狙い。パッケージにプリントされている3原色(シアン・マゼンダ・イエロー)の構成比率をもとに、チューブから出てくる色を想像するというプロダクトなのだ。「『水色』という色は、ホントに蛇口から出てくる水と同じ色?『肌色』という色は、恥ずかしがってるあの子のリンゴのようなほっぺと同じ色?」固定概念を植え付けてしまう「色名」をなくすことで、より自由な発想をクリエイトする「なまえのないえのぐ」は、子どもはもちろん、大人も夢中になることだろう。芸術の秋。あなたもこの商品で、アートな感性を呼び起こしてみては?コクヨデザインアワードhttp://www.kokuyo.co.jp/award/archive/prizepast/2012.html・アート(まとめ)