ありふれた日常生活のワンシーン。けれど、見えているのはスマートフォンと操作する手だけ。ちょっとドキッとしてしまう写真シリーズのタイトルは「Hide And Seek」(かくれんぼ)。制作したのは、ポーランドの写真家、Kamil Kotarba氏だ。ネットを通じたコミュニケーションが現実の人間関係に与える影響を表現している。「モバイル技術が発達して、私たちは現実のややこしい人間関係を避けるようになった」「その結果、私たちは現実でもバーチャルでもない存在になりつつある。まるでスマホのスクリーンを通してかくれんぼをしているようなものだ」すぐ近くの席にいるのにメールで用件を伝えてしまう。そんな経験は誰にでもあるはず。けれど客観的に見れば、それはこの写真と同じように奇妙な行為なのかもしれない。Kamil Kotarbahttps://www.facebook.com/kotarbakamil・スマートフォン(まとめ)