氷の彫刻を思わせる、この美しい造形物は、アーティスト、Karlis Bogustovs氏の作品だ。時にはガラスアーティスト、時には彫刻家、そして時にはスケートボーダーなど、さまざまなジャンルで活躍するBogustovs氏。「The Sound of Architecture」と名付けられたこの作品の正体は、ピアノ。古い建物の窓ガラスを再利用し、一層ずつ重ねるようにして、1台のピアノを作り上げた。週に5日作業しても、完成までには4ヶ月かかったという。できあがった作品は、もちろん演奏も可能。繊細な音色を奏でている。ロンドンの金融街、Canary Wharfに設置され、数多くの人が演奏を楽しんだ。この作品は、誰でも演奏できるピアノを世界の街角に設置するという「Play Me, I’m Yours」プロジェクトの一環として制作された。「Play Me, I’m Yours」で設置されたピアノは約1400台、50を超える都市で実施されている。いつか日本の街角にも、突然こんなピアノが現れるかも...?動画も投稿されているので、その美しい姿と音色をしばし楽しんでみて。Karlis Bogustovshttp://karlisbogustovs.com/Play Me, I’m Yourshttp://www.streetpianos.com/・アート(まとめ)