都会に暮らしていると、空を見上げる機会はあまりないもの。特に一人暮らしの小さな部屋では、ベランダもないし窓を開けても隣りのビルしか見えない、なんてことも珍しくないはず。アルゼンチンの建築家、Aldana Ferrer Garciaさんは、そんな都会の住環境でも空を見られる画期的な窓を設計した。窓の名前は、その名も「More Sky(モア スカイ)」。3層構造の窓枠が蛇腹式に開閉するという、シンプルながら大胆な発想で、窓に寝そべるように寄りかかれば、室内からゆったりと空を見上げることができる。これなら、窓を開けなくてもいいので、安全で、なおかつベランダを設置できない狭小スペースにも対応してくれる。また、うつ伏せで寝そべればビルの下の様子も見ることができるだろう。上の階なら、なかなかのスリルを楽しめそうだ。休日のリラックスタイムに、のんびりと空や階下の自然を眺めたり、ひなたぼっこしながら本を読んだり、これがあるだけで生活がちょっと豊かになるかも!?Garciaさんは、他にもいくつかの窓のデザインを発表していて、どれも既成概念にとらわれないユニークなものばかり。思わずワクワクしてしまうGarciaさんのデザインが、いつか日本の建物でも採用される日を心待ちにしよう。Aldana Ferrer Garciahttp://aldanaferrergarcia.com/#/moresky/・建築(まとめ)・デザイン(まとめ)