日本の伝統的な文化、折り紙。今では世界中で“Origamiとして親しまれている。Cristian Marianciucさんもそんな繊細な文化に魅せられたアーティストのひとり。現在、彼は毎日ひとつのオリジナル折り鶴を制作し、発表するというプロジェクトに挑戦中。紙だけでなく、植物やガラスなどを使い、毎日独創的な折り鶴を作り出している。制作のきっかけは、被爆者である佐々木禎子さんのエピソードを知ったこと。佐々木さんは、2歳のときに被爆し、その後白血病を発症。死の間際まで、回復を祈って折り鶴を折り続けた。Marianciucさんは、生きる希望を折り鶴に託した佐々木さんの姿に感銘を受け、自らも鶴を折り始めたという。そんなバックストーリーを聞くと、なんだか一つひとつの鶴が愛しく思えてくるのではないだろうか。懸命に翼を広げる姿は、儚くも美しい。作品はFacebookやInstagramを通じて発表されているので、毎日新しく生まれる鶴たちをのぞいてみては。Facebookhttps://www.facebook.com/IcarusMidAirInstagramhttps://instagram.com/icarus.mid.air/・折り紙(まとめ)