おしゃれなインテリアの要とも言える“チェア”。そこになんとも愛らしく、茶目っ気を加えたアートな“チェア”が登場し、いま海外で話題を呼んでいる。それがこちらの、風船でできた“チェア”だ。制作したのは、ソウルをベースに活躍するseungjin yangさんだ。彼は、これまでにも“blowing series”と銘打ったオブジェを多数制作しており、この“チェア”が最新作になる。風船でできた“チェア”と言えば何やら夢があるものの、実際の座り心地や耐久性はどうなのか?と、ふと思う人もいるかもしれない。とはいえ、心配ご無用。こちらの“チェア”はまず風船を必要な形状とサイズに膨らませ、そこからイメージしたデザインへと形作ることからスタート。そして、そこにエポキシ樹脂を塗るのだが、その工程は8回にわたる。この細やかな工程によって、風船は永続性があり、崩れないしっかりとした構造へと変化していくわけ。もちろん座ったら風船が潰れるなんて心配もいらないし、何よりも見た目がキュートなので部屋のインテリアとしてぴったりだ。1986年生まれのseungjinさんは、このユニークなオブジェを作るにあたり、幼少時代の記憶をヒントにしたそう。工業家具の制作プロセスに、自分の幼い頃の思い出を重ねたらどうなるのだろう?そんな発想からできあがった“チェア”は、なんともかわいらしく、そしてポップに色づけされた光沢仕上げがより子供時代を連想させる作りになっている。見ても楽しい、そして座っても楽しいわくわく感いっぱいの“座る”アート。こんな家具が家の中にあれば、ライフスタイルがよりいっそう充実したものになりそうでは?seungjin yanghttp://www.seungjinyang.com/index.php?/work/blowing/