日本でも、そのコンテンポラリーなデザインにファンが多い「アクネ ストゥディオズ」。2016年春夏では、意外にもブランドにとって初となるメンズコレクションのキャンペーンビジュアルを発表したことでも話題になっています。ゆがんだグラフィックがなんともシュールまずぱっと目に飛び込んで来るのが、水でにじんだような浮遊する文字のグラフィック。これは、このキャンペーンでモデルも務めるカリスマ的サーファー、ロビン・キーガルさんが手がけたもの。「アクネ ストゥディオズ」といえば、北欧ブランドにしてはエッジィながら、基本のスタイルはシンプルなもの。そんなブランドスピリットを反映してか、書体もミニマルではあるものの、あえてゆがみを効かせた文字が何ともシュールで、不思議な印象を残しています。ちなみに、ロビンさんは普段制作するサーフボードにもユニークなグラフィックを取り入れていて、その独特の感性と「アクネ ストゥディオズ」との間に、今回共通するイマジネーションが誕生したそう。フランス・ビアリッツでサーフィンを楽しみながら撮影今回キャンペーンの舞台に選ばれたのは、ロビンさんのシェービングスタジオがあるフランスのビアリッツ。撮影は、世界的写真家のデヴィッド・シムズさんが手がけています。サーフボードと同じくらいの背丈がありそうな大きなジャンプスーツや、サーファーが日常で着ているようなラフなカシミアセーターなど、モードで洗練された雰囲気ながらも、どこかリラックスした空気が漂っているのも魅力です。ファッションだけでなく、アートという観点から見ても面白いこのビジュアル。キャンペーンフォトも、見方を変えれば感性を刺激してくれる起爆剤になりそうです。ファッションの世界では、現在ジェンダレスなトレンドが主流なので、女性がメンズの服を着ることも当たり前になるかもしれませんね。アクネhttp://www.acnestudios.com・ファッション(まとめ)