動物の種を越えた愛情は、見ているこちらを温かい気持ちにさせてくれるもの。このほどブラジルからは、こんなエピソードが届いています。母親を失った赤ちゃんオポッサムたち先日、動物トレーナーのStephanie Maldonadoさんのもとに連れてこられた、まだ目も開かない小さなオポッサムたち。オポッサムは、大人になったときの丸いフォルムとふさふさの毛が特徴の、有袋類の動物です。母親が死んでしまった4匹の赤ちゃんですが、タイミング悪く引き受けてくれる保護施設がなかったため、Stephanieさんは自ら育てることにしました。ミルクを2時間に1度与えるなど子どもたちの養育に苦労していた彼女ですが、あるとき思わぬ“救いの手”が現れました。それが一緒に暮らす犬のPretinha。4匹の子育てを始めたPretinha母親の不在を感じたのか、Pretinhaは細やかにオポッサムたちの面倒をみるように。4匹の赤ちゃんもすっかりなつき、Pretinhaに守られながら、それまで以上に元気になったそうです。おんぶも大好き外に出れるようになっても、Pretinhaと一緒にいたいオポッサムたち。背中に乗るのが好きなようで、散歩もお母さんの上から楽しんでいたようです。その後も、StephanieさんとPretinhaの愛情によってすくすくと育ち、今では元気に木の上で遊ぶまでに成長しました。Stephanieさんは頃合いを見て、彼らを自然に返そうと思っているといいます。さびしいお別れになるかもしれませんが、オポッサムたちはきっと“母の愛情”をいつまでも忘れないことでしょうね。Stephanie Maldonado(Facebook)https://www.facebook.com/stephanie.maldonado.180・動物(まとめ)