妻との間も上手くいかず、最悪な状況から抜け出したい夫の心の葛藤を描いた作品。夫は夕食の準備をしながらこの苦境を思い悩み、自身の正気をも疑い始める。ベルギーの若手映画監督、ベノア・デ・クラークの作品。奇妙でばかげた部分に作品の本質を描写する。型にはめつつも洗練されたアプローチで映像を作り、自身の作品のほか、CMも手掛ける。