ジンバブエにあるNPO団体のBumi Hills Foundation。ある朝、スタッフの家に珍客が現れた。 それが、象のベンだ。 傷ついた体で現れた ベンは喉が渇いていたらしく、水の入ったバケツを立て続けに空にしたという。とはいえ、ベンはスタッフのところへ水をもらいに来たわけではなかった。 彼の肩には密猟者によってつけられたものとみられる銃傷があったのだ。 獣医が呼ばれた ベンが現れたのは、5月28日の土曜日のこと。駐在している獣医は週末でその場を離れていた。今は元気に水を飲んでいるとはいえ、ベンが獣医の帰りを待てるとは限らない。 そこでBumi Hills Foundationは数百ドルをかけて飛行機をチャーターし、獣医を呼び寄 [...]

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