缶入り炭酸飲料をプシュと開けたとたん、中味が吹き出して焦った経験は誰にもあるはず。 一説によると、開ける前に缶を指先でトントンと何度か叩くと、防ぐことができるらしい。 だが本当なのか? 最近、英国ノッティンガム・トレント大学の化学の先生が、その答えをエッセイで発表した。 吹き出す原因は炭酸の膨張 炭酸飲料には炭酸ガス(二酸化炭素)が入っている。これが、口の中でシュワッと感じる素だ。 この炭酸ガスの多くは、缶の中で圧縮され、極小の気泡の状態になって缶の内側にへばりついている。 そこで缶を開けると、缶内の気圧が一挙に下がり(普通の空気圧に戻り)、極小の炭素の気泡は急激に膨張。ただ1つの出口である飲み口を目指して一斉に湧きあがり、周囲の液 [...]
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