井の頭公園の池、かいぼりで「絶滅危惧種の水草」が60年ぶりに復活
井の頭公園の池で、同池では絶滅したと考えられていた水草が復活した。 約60年ぶりの復活 東京都は23日、都立「井の頭恩賜公園」の「井の頭池」で、絶滅危惧種の水草「イノカシラフラスコモ」が約60年ぶりに復活したと発表した。 かいぼりで外来魚を排除し、池の底を天日にさらしたことで池の透明度が向上し、長い眠りから覚めた「イノカシラフラスコモ」が発芽したという。 日本固有の水草 「イノカシラフラスコモ」は、1957年に東京都・井の頭公園を源流とする神田川上流部で発見された水草で、日本固有の植物。 井の頭池は当時、清らかな水をたたえて、多くの水草が生育していたという。 しかし、周辺の都市化と共に湧出量が減り、水質の汚染や外来種が入ってきたこと [...]