英国の景勝地保護団体「ナショナル・トラスト」を紹介する英国テレビ番組の収録中に、同団体の倉庫に埋もれていた二流画家の作品が、実はラファエロの本物(写真右)であることがわかった。 埃にまみれた聖母 その作品は、ナショナル・トラストが所有する古い城館「ハドー・ハウス」で見つかった。ハドー・ハウスには数多くの芸術作品が展示されているが、今回見つかったのは展示作品の中からではなく、倉庫の中からだった。 描かれているのは聖母像だ。1505年〜1510年頃に二流画家が描いた複製画だと思われていたその作品は、倉庫の中で埃をかぶっていたという。1899年に行なわれた鑑定で、その価値は日本円で約2,600円とされていた。 ラファエロと見破った美術史研 [...]
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