木製の椅子。木の温かみと相まって、座り心地の良いイメージが湧いてくる。 しかし残念ながら、今回紹介する木の椅子に、私たちが座ることはできない。 椅子を栽培、200年後に収穫 オランダ人デザイナーMaarten Baasさんの作品“The Tree Trunk Chair”は、若木の幹が椅子を形成するまで成長を待つというもの。 植えた若木の隣に椅子の金型を固定。大木に育つ過程で金型は幹に食い込まれ、椅子が形作られていく。成長した大木は切り出され、椅子が収穫される。 その期間推定200年。椅子という工業製品を自然の中で栽培する、ユニークで壮大な構想である。 完成は西暦2216年 本作品は、ミラノ・デザインウィーク2016やダッチ・デザイ [...]

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