昨年12月に開業した、全長400mの日本一長い人道吊り橋「三島スカイウォーク」では、“日本一のトイレ”を目指し総工費2億円をかけて開発した「ラグジュアリートイレ」が自慢の一つです。ラグジュアリートイレは、むやみな“華美さ”ではなく「清潔さ、使いやすさ」の徹底追及をコンセプトに、工夫、配慮を満載したトイレです。11月10日“トイレの日”(社団法人日本トイレ協会 制定)は、随所に隠されたトイレの工夫や配に目を向けてみてはいかがですか…?
■「清潔さ、使いやすさ」を徹底追求
独立した大型トイレ棟に、男性は小16個と個室10室、女性は個室32室、多機能トイレ1室を設置。エントランスに吸気口、裏側に排気口を設けた、臭気を追い出す空調設計となっています。男女ともエリアを2ブロックに分け、一方が清掃中でも利用できるゾーンレイアウトに。ドライ清掃方式を採用し、衛生維持にも配慮しています。女性トイレには、アイランド型シンクを設置。手洗いと化粧直しの導線を切り分けることで、水しぶきの鏡汚れをなくし、同時に混雑緩和を図りました。専用パウダースペースでは、個別鏡、2段棚を採用し、快適さに配慮。シンク前の日本庭園は、開放感を演出し、リフレッシュ効果が期待できます。
■ 個室や設備にも工夫、配慮が満載
全室に吸気口を設けた個室は、男女ともホテル並みサイズ(幅143×奥行127㎝)に設計され、快適に利用することができます。和式以外、L型、跳ね上げ型、両方の手摺を設置し、高齢者、車椅子の方向けに着座設備の充実を図りました。個室入口には「空室時に青、使用時に赤」に点灯するLEDランプを設け、空室が一目で分かるように。車椅子、ベビーカーごとゆったり入室できる“ひろびろブース”(幅215×奥行165㎝)も男女2室ずつ用意しました。男性小便器の間仕切りや子供用の洗面台の設置、4か国語表記サインなど、随所に工夫、配慮が満載です。11月10日“トイレの日”(社団法人日本トイレ協会 制定)は、トイレに隠された工夫、配慮に目を向けてみてはいかがでしょうか。