近年、若い女性の間で美容や健康に良いとして甘酒が話題になっている。 ブームを生んだのは、赤い缶入り甘酒で知られ長く業界を率いてきた森永製菓だ。 “老舗”企業森永の甘酒が女性の心をつかむ戦略とは。 冬の飲み物を、かつての夏へ 「森永の甘酒」は1969年に瓶入りで発売し、74年に現在の缶での販売が始まった。 一般的に甘酒の主原料には米麹と酒粕の2種類があるが、両者をバランスよく混ぜた点が同社の甘酒の特長である。 47年目の現在も、缶入り甘酒での市場占有率が9割を超えるトップブランドだ。 「大量につくることが主流だった発売当初、1人前ずつ手軽に飲めるようにということで缶が誕生しました。 米麹の粒感を残せること、ホットウォーマーで温めて販売 [...]

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