日本初のグランピングリゾート「星のや富士」では、4月1日〜6月30日まで、2泊3日で体験できる「魂を清める脱デジタル滞在」を提供します。これまで星のやブランドでご提供してきた「脱デジタル滞在」シリーズにならって、星のや富士でも開発をすることになりました。デジタル社会のストレスにさらされた現代人が、星のや富士と富士山麓での滞在を通して心身ともにリフレッシュし、明日からの生活に活力をもたらしてみませんか?
六根清浄(ろっこんしょうじょう)の教えと、星のや富士の脱デジタル滞在
星のや富士では、富士山の修験者に伝わる教え「六根清浄」をテーマに、脱デジタル滞在のプログラムを行います。六根とは、仏教用語で眼・耳・鼻・舌・身・意識のこと。それらの器官を修行などの功徳によって清らかにし、無意識(魂)へ持ち込まないようにすることを六根清浄といいます。日常から離れ自然の中で過ごすグランピングリゾートの滞在を追求するにあたり、六根清浄の実践を組み合わせることで、より深くその教えを体感し、都会に暮らす人々のストレスや悩みの軽減をお手伝いできると考えました。
富士山と樹海
本プログラムでメインとなるトレッキングと瞑想を行うのは、富士山の北西に広がる「青木ヶ原樹海」です。ここは、西暦864年の富士山の大噴火によってできた焼け野原に、1100年の時を経て植生が復活してできた比較的若い森です。一般的に樹海は暗く危険なイメージを持たれることがありますが、実際には遊歩道も整備され、多様な動植物に出会うことができる豊かな環境です。星のや富士では初めてとなる「脱デジタル滞在」の舞台として、最もふさわしい場所と考えています。と同時に、樹海の神秘的な姿を通して、暗く危険なイメージを払拭することを目指しています。
1、樹海でのトレッキングと瞑想
脱デジタルは、到着時にスマホやPCなどのデジタル機器をお預かりするところから始まります。2日目は、北口本宮冨士浅間神社などを巡り六根清浄の教えを学びます。3日目は朝の暗いうちに車で約30分の樹海へ向かい、樹海と富士山を見渡す高台の三湖台で日の出を見てから約3時間の樹海トレッキング。修験者の装束に倣い、わらじや金剛棒を身につけて歩きます。終着点の洞窟に着いたら、さらに心を落ち着けて瞑想を行います。かつて富士山の修験者も身を清めた場所で、感覚が研ぎ澄まされ、六根のすべてが洗われていくのを体感できます。
2、プチ断食で舌をリセット
ご滞在中、2日目の昼からはプチ断食に取り組んでいただきます。六根のうちの「舌」をリセットするためであり、空腹になることで、感覚をより一層研ぎ澄まさせるためでもあります。3日目の樹海トレッキングでは、鋭敏に動物の気配や森のざわめきを感じられることでしょう。最後に星のや富士に戻ったあとは、回復食として、おかゆならぬ「山菜リゾット」をご用意します。味つけはごく薄味ですが、プチ断食と樹海散策の後の体は、ほんの少しの塩味も鋭敏に感じとれるはずです。
3、樹海を案内するのは富士山のプロフェッショナル
樹海を案内するガイドは、富士山登頂600回を誇るアウトドアフィールドの達人。樹海でのトレッキングツアーのガイドも行うほか、六根清浄の教えや富士山の歴史にも精通しています。
魂を清める脱デジタル滞在
■期間:2017年4月1日~6月30日
■予約:事前予約制
■定員:1日1組4名様まで
■料金:1名様30,000円(税・サービス料10%別、宿泊代は別途)
■含まれるもの:専門ガイドがついた樹海トレッキングツアー、金剛棒などの貸し出し、ブランチ、世界遺産センター入館料、ご朱印帳
星のや富士
2015年10月30日に開業した日本初のグランピングリゾート。河口湖を臨む広大な森に、自然と触れ合うクラウドテラスや年中快適に過ごせるキャビン。グランピングマスターが提案するアウトドア体験やシェフが演出するワイルドな食事と共に大自然を楽しみつくす「丘陵のグランピング」です。
〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408/客室数 40室