「誰の真似でもない、自分にしか作ることのできない芸術を極めたい」。その思いを胸に、ひたむきに制作を続けてきた草間彌生。国立新美術館で個展『わが永遠の魂』を開催中の彼女は、自らの死後、百年、千年と残る芸術を目指している、とも言う。70年に及ぶ画業で生まれた膨大な作品たち。空前絶後、孤高の存在である草間の芸術を、6つのキーワードとともに読み解く。