沖ノ島の「世界遺産登録を辞退すべき」という声も…イコモスの勧告に物議
沖ノ島の世界遺産登録が物議を醸している。 一部除外で世界遺産勧告 世界遺産委員会の諮問機関ICOMOS(イコモス)が先日、福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」について世界遺産への記載が適当と勧告し、今年夏に世界文化遺産に登録される見通しとなった。 ただし、世界遺産への登録が適当とされたのは推薦していた8つの構成資産の内、「沖ノ島」とその周辺にある4ヶ所のみ。 「宗像大社」や「新原・奴山古墳群」など4つは地域や世界的な価値は認められないものと考えられ、除外すべきと勧告された。 海の正倉院「沖ノ島」 「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の「沖ノ島」は海の正倉院と呼ばれ、4世紀から9世紀の古代祭祀の変遷を示す遺跡がほぼ手つ [...]