残業削減のため「部下が帰るまで上司が見守る」という試みが物議に…管理職の負担増が課題か
残業を減らすために、部下が全員帰るまで上司を職場に残すという取り組みにさまざまな意見が寄せられている。 上司の「見守り」で残業2割減 朝日新聞は9日、神奈川県横須賀市が職員の残業を減らすため昨年10月に、課長らを部下が全員帰るまで職場に原則残し、残業の状況を確認する試み「見守る月間」を行ったと報じた。 その結果、10月の時間外勤務は計2万5442時間と、前年から2割弱減。 さらに、見守る月間終了後の残業時間も5ヶ月連続で前年を下回り、2016年度は過労死ラインを超える時間外勤務をした人数と、係長以下の時間外勤務時間の合計が5年ぶりに前年より減ったという。 長時間労働が問題に 同市では近年、職員の残業時間が増加傾向にあり、1人あたりの [...]