お腹に宿した小さな命。命を産んでくれたママ。そして、その命は僕にとってかけがえのない宝物になっている。 だからこそママにはどうやっても、何をもってしても敵わない。 とは言え、その敵わない愛を欲しがってしまうのは人間の性なのかもしれない。 日々どんどんと大人になる娘の麦。仕草も女の子ならではの面も出てきている。 そうして大人になっていく喜びと裏腹に「大人の階段登るのはもう少し待って!」と思う瞬間も増えてきた。 パパは娘の成長を心から祝福するのと同時に、離れていってしまう気持ちを抱えて生きている。 つまり生まれた瞬間からすでにカウントダウンが始まっているのだ。そのカウントが0になった時、パパとしての尊厳を失い、権威は底につくのだ。 あぁ [...]