大手出版社の社長が「図書館での文庫本貸し出し中止」を要請すると報じられ、物議を醸してる。 「文庫の貸出中止を要請」と報道 朝日新聞は12日、出版社「文芸春秋」の社長が「文庫本の図書館での貸し出し中止」を要請すると報じた。 図書館での貸し出し数の4分の1を文庫が占める地域などがあり、市場縮小の要因の1つになっているとして、「文庫は自分で買う」という空気をつくり出すことが重要だと訴えているという。 深刻な「出版不況」 日本では近年、出版物の市場規模が年々縮小傾向にある。1996年のピーク時には2兆6564億円あった紙の出版物の推定販売金額は、2014年には1兆6065億円まで減少。発行部数もピーク時の半分以下になった。 「文庫本」も大き [...]