ほのかな色合いの菊の花々が、書店の一角を華やかに飾る。 1本の菊で立体的な形をつくる園芸作品「多輪咲(たりんざき)」が東京都渋谷区の商業施設・渋谷MODIで16日から作品が展示されている。 制作した企業と福島県二本松市に、展示の狙いを取材した。 若者の街渋谷で菊を飾る 題名は「菊の惑星」。半球体状に咲く菊のかさの下を鏡で囲むことで、天体を表現している。 それぞれ別個の花を生けているわけではなく、同じ茎から枝分かれした「1本の菊」。 取材時は開花していなかったが、171輪の花が整列し、さらに上下2色に分かれて来店者の目を楽しませる。見頃は19~20日ごろに迎えるという。 多輪咲は苗の段階から接ぎ木や、摘芯(てきしん、枝先 [...]