星野リゾート 界では、9月10日から11月30日までの期間、ご当地の「お月見」と「ひやおろし」を楽しむ「月見旅」を実施します。界熱海では月に見立てた供物とともに月の出を待つ「月待ち講」を開催。また、「お月見」のお供には秋に飲み頃を迎える「ひやおろし」をご用意。ご当地の酒蔵から仕入れたひやおろしや、冷たいひやおろしで新茶を抽出した界遠州の「つきみちゃけ」など、新たな楽しみ方も提案します。界13施設で実施する月見旅のうち、今回は静岡、箱根エリアの4施設の取り組みをご紹介!

界 遠州(静岡県・舘山寺温泉)
秋の出会いに酔いしれる「つきみちゃけ」登場

日本のお茶処、静岡県に位置する界 遠州は、四季折々で変化する煎茶の魅力を体感できる宿です。この秋は、静岡県の秋新茶とひやおろしを片手に、秋の夜長を楽しむ「つきみちゃけ」を用意します。「つきみちゃけ」とは、冷たいひやおろしで秋の新茶を抽出させ、満月に見立てた丸氷の入ったグラスに注いだものです。秋新茶とひやおろしは、春先から夏の間じっくりと熟成させたもので、どちらもこの時期限定で組み合わせることができる貴重な秋の味覚です。
透明のひやおろしは、秋新茶で抽出させることで、透明から黄金色に変化します。透明の丸氷にひやおろしが反射する様子は、まるで月のようです。ゆっくりと氷が溶ける様子を眺めながら、大切な方と一緒にゆったりとした時間を過ごせます。

■期間:2018年9月10日~11月30日  
■時間:20:45~21:15
■場所:1F湯上がり処と中庭 *雨天時はトラベルライブラリー
■予約:不要

界 アンジン(静岡県・伊東温泉)
「 Roots of Anjin ~英国風お月見体験~」

界アンジンでは、施設名の由来となった三浦按針の軌跡に想いを馳せる、一風変わったお月見体験を提案します。用意するのは、三浦按針が歩んだとされる国内4都市のひやおろし飲み比べセット。日本初の洋式帆船の建造を成功させた静岡県をはじめ、彼が冒険した日本での足跡をたどるオリジナルの取り合わせです。

ひやおろしのお供には、彼の故郷イギリスで馴染み深いフィッシュアンドチップスを用意し、チップスには按針が日本にもたらしたと言われるさつまいもを使用します。最上階のサンブエナデッキでは、湯上がりに夕暮れに染まる海の景色を眺め、夕食後には心地よい秋風を感じながらひやおろしを嗜める秋の夜長を演出します。

■期間:2018年9月10日~11月30日   
■時間:20:00~22:00 
■予約:不要 
■場所:サンブエナデッキ  
*ロビーでは月夜を窓に投影し、神秘的な世界を演出します

界 熱海(静岡県・伊豆山温泉)
現代の月待ち講

静岡県熱海市に位置する「星野リゾート 界 熱海」では、2018年9月10日より11月30日まで「現代の月待ち講」を開催します。月待ち講とは、月に見立てた供物を備え、月の出を待ちながら飲食を共にするという、古来から伝わる習わしです。月の満ち欠けに合わせて変化するお菓子や室礼を楽しみながら月を待ち、相模湾の絶景と共に海面に映る月を愛で、時の経過とともに月を感じる滞在を提案します。

月待ちテラス
湯上り処の青海テラスでは、夕方の「宵の口まで」と夜の「宵っ張り」の2つの時間で異なる和菓子を提供します。芋名月、栗名月という名月の別称にちなんだ和菓子とともに月待ちと月の出を楽しめます。

宵の口まで(16:00~17:30)
お月見仕立ての焼き芋羊羹と、ウサギを模った梅餡饅頭を用意します。丸くくりぬいた焼きたての芋羊羹には黒ゴマ餡を塗り、その日の月齢を表現します。
宵っ張り(18:00~21:00)
笹で包み、せいろで蒸した栗まんじゅうをお月見団子として提供します。
■期間:2018年9月10日~11月30日
■場所:青海テラス *天候により変更あり
■料金:無料  ■予約:不要

熱海芸妓 月夜の舞
満月前後の晴れた月夜には、ご当地楽「熱海芸妓の舞」を青海テラスにて開催します。夜空に昇る月と相模湾に映るムーンロードという絶景のもとで、雅な芸妓の舞を鑑賞することができ、優雅で幻想的なひとときを過ごせます。
■期間:2018年9月10日~11月30日
■場所:青海テラス *天候により変更あり
■時間:21:30~22:00  
■料金:無料   
■予約:不要

富士高砂酒造 秋のひやおろし
地元の酒造「富士高砂」で造られたひやおろしを、食前酒として提供します。静岡山廃のほんのりとした甘みが特徴で、食事前の一杯としてはもちろんのこと、料理と合わせても楽しめます。
■期間:2018年9月10日~11月30日 
■時間:夕食時 
■場所:客室  
■料金:無料  
■予約:不要

界箱根(神奈川県・箱根湯本温泉)
寄木CHAYAでおつきみかまぼこ

界箱根の秋の夜は、周辺の湯坂山から虫たちのささやきや、須雲川(すくもがわ)のせせらぎが聞こえます。そんな箱根の秋の夜長に合わせて、地域の文化に触れるご当地楽、寄木CHAYAでは、箱根の伝統工芸品でもある寄木細工の歴史などをわかりやすく紙芝居で紹介をし、実際に箱根寄木細工の酒器を使い、地元の酒造いずみ橋のひやおろし「赤とんぼ」を期間限定で味わえます。「赤とんぼ」は、秋につがいになって飛ぶとんぼをモチーフにした、丁寧な仕込みで熟成した味わいが特徴の日本酒です。

また、お酒のお供には、月に見立てた小田原名物のかまぼこを用意します。界箱根からほど近い仙石原では、数えきれないほどのススキが一面に広がっています。そんなススキの合間から見え隠れする月をイメージしたかまぼこを、箱根の伝統工芸品・寄木細工の器を目で楽しみ、程よく熟成された「赤とんぼ」と共に口にすれば、ゆったりとした大人の時間を過ごせます。

■期間:2018年9月10日~30日  
■時間:21:00~22:00
■場所:ロビー  
■料金:無料   
■予約:不要