アーティストの舘鼻則孝は9月14日（金）から9月16日（日）、歴史的建築として名高い東京・九段の旧山口萬吉邸（kudan house）にて、日本文化を再考する展覧会「NORITAKA TATEHANA RETHINKー舘鼻則孝と香りの日本文化ー」を開催します。
昨年の表参道ヒルズで開催をした大規模個展「舘鼻則孝 リ・シンク展」に続き「日本文化をリシンクする」をテーマとし、中でも「香りの日本文化」にフォーカスした展覧会。舘鼻作品を通して日本文化の過去と未来を往来する本展では、代表作のヒールレスシューズから「源氏香の図」をモチーフとした香炉などの新作も多数展示されています。また、会場内の和室では、京都の香老舗 松栄堂の協力を得て「聞香体験」を実施。香りを聞くと表現する聞香では、香木を鑑賞をする楽しみを共有することができます。そのほか、遊女の煙管から着想を得た舘鼻則孝の作品「THEORY OF THE ELEMENTS」の最新作が初公開されます。
ではその一部をご紹介しましょう！
舘鼻則孝（たてはな のりたか）さんと言えば、レディー・ガガさんの専属シューメーカー。
花魁の履く下駄をモチーフとした踵のないヒールレスシューズが代表作。
今回、その代表作のヒールレスシューズから「源氏香の図」をモチーフとした、香りの神経衰弱をグラフィカルに表現された新作なども多数展示されています。
地下1F〜地上3Fまで、展示フロアごとに香りを鑑賞する楽しみとして、作品に合わせた「香り」が楽しめます。こちらの香りは松栄堂がブレンドされた香りです。
所々に感じるスパニッシュデザインの素敵な邸内はとっても写真映えしますよ！
THEORY OF ELEMENTS,2018 LIMITED EDITION
遊女の煙管から着想を得た「THEORY OF ELEMENTS」はJTの加熱式たばこPloomTECHの専用ケースなんです。ベースの桜の木の加工は神奈川県で、鮑貝（アワビ）の部分は富山県で、螺鈿細工（ラデンサイク）は福井県の職人さんが、1つの商品にも色々な現代工芸士の方々が携わっていて、今回の舘鼻則孝コレボレーション品として限定発売されるそうです。
基調な"聞香"体験
会場内の和室では京都の香老舗 松栄堂の協力を得て「聞香体験」が期間中、貴重な天然香木を使って（1日3回×8名（先着））体験ができます。「香りを聞く」と表現する聞香では香木を鑑賞する楽しみを体験できますよ。3種類の香りの違いを体験し、日本独自の少量の香木を長く楽しむ「香」の体験はとても貴重な体験でした。
また、先着200名様には松栄堂とコラボレーションした、匂い袋を数量限定でいただけるそうです。会場となる「旧山口萬吉邸」も普段はなかなか入る事ができない場所。この歴史的建築見学と合わせて是非足を運んでみてくださいね！
「NORITAKA TATEHANA RETHINKー舘鼻則孝と香りの日本文化ー」開催概要
【開催日時】 2018年9月14日（金）～9月16日（日）11時00分～19時00分
（最終入場は閉館30分前）
【会場】 旧山口萬吉邸（kudan house） 〒102-0073 東京都千代田区九段北1-15-9
【入場料】 無料
【主催】 株式会社ノリタカタテハナ
【協賛】 日本たばこ産業株式会社
【特別協力】香老舗 松栄堂、太田記念美術館