ハイビスカスをはじめ、ハワイの自然や動物などをモチーフに、鮮やかな色彩や大胆なデザインであるハワイアンキルトは、インテリアとして飾れば室内に南国らしい華やかな雰囲気をもたらしてくれます。

そんな、ハワイアンキルトの楽しさや魅力を教えてくれるのが、株式会社デアゴスティーニ・ジャパンから新創刊された隔週刊『キャシーといっしょにハワイアンキルト』です。

その全国創刊を記念したトークイベントが1月8日に都内で開催され、キャシー中島さんが登壇。また、キルト・刺しゅう講師として活躍中の息子、勝野洋輔さんが応援団として駆けつけ、トークセッションでは、親子ならではの息のあった掛け合いをみせました。

ハワイアンキルトは“おおらかな刺繍”気楽に楽しもう

キャシー中島さんはハワイ生まれの横浜育ち。タレントとして活躍する一方で、パッチワーク作家としてハワイアンキルトやアメリカンキルトを中心に品を制作。静岡県御殿場市のキルトミュージアムをはじめ、全国に6つのキルトスタジオを運営しています。

ハワイアンキルトに出会ったのは、息子の洋輔さんが3歳くらいの頃。すでにアメリカンパッチワークに親しんでいたキャシーさんは、アメリカンキルトと違い色がシンプルでハワイの自然や植物をモチーフにした図柄に魅了されたそう。当時は、ハワイアンキルトを習えてくれる教室も少なく、まったくの独学で制作を始めました。

洋輔さんは「おかんのおかげで、ハワイアンキルトは飾るものではなく使うものとして、物心ついたときから親しんできた」と、自身がキルト作家になったルーツでもあると話し、キャシーさんとハワイ伝統のサンプラーモチーフについて説明。また、集まったハワイアンキルトファンへハワイに関するクイズを出題し、全問正解した来場者には、2人のサイン入り本がプレゼントされるなどイベントは大いに盛り上がりをみせました。

今回、創刊された『キャシーといっしょにハワイアンキルト』シリーズは、80号で完結の予定で、毎号マガジンと作品制作に必要なキットがセットになりついてきます。大作のハワイアンインテリアカバーから、かわいいランチョンマットや小物入れなどまで、さまざまなプログラムが用意されています。

キャシーさんによると、ハワイアンキルトのシンメトリーとなっている独特のデザインは日本人好みだそうで「完成図柄も想像しやすく、回を重ねるごとに上達してゆくのが分かると思う。下手だった最初の頃の作品を捨てずにとっておいて」と話し「ハワイアンキルトはおおらかな刺繍。初めは、ちゃんと縫えていれば良いの。上達するコツはやめないこと。1日に10分でもいいから針を刺すと良いかも」とアドバイスしました。

本シリーズにはマガジンの他にも、まつり縫いの方法などの基本テクニックや、作り方のコツを分りやすく紹介する専用動画もあるそうなので、刺しゅう初心者でもチャレンジしやすそうですね。

キャシーさんは「キルト制作を通してハワイのディープな部分にも触れてもらいたい。キルトは独りでコツコツするというイメージがあるかも知れないけれど、幸せな気持ちで縫って欲しい。最後まで、ぜひ、お付き合いください」とアピールしました。