2019年5月16・17日にGINZA SIXで開催された源 吉兆庵グループ(宗家 源 吉兆庵/菓匠清閑院/日本橋屋長兵衛/ROKUMEIKAN/満果惣)の新作試作品発表会に行ってきました!かわいい和菓子でいっぱいでしたよ。ブランド別にご紹介しますね。
今年はレトロモダンな作品
オーダーメイドの和菓子を作品として制作・監修している和菓子作家の坂本紫穂さんとのコラボ商品。新作「星月夜」は澄んだ夜を照らす星明りを表現されたそうです。ベースの羊羹は黒糖を使い黒糖独特な甘みの引き締めに生姜が使われてるのがとても新鮮!華やかで愛らしい作品が多い宗家 源 吉兆庵/紫をん・坂本紫穂コラボーレーションの新作はレトロモダンな懐かしさも感じました。
可愛くて、美味しくて、日持ちまで♪
日本橋屋長兵衛「完熟ふるーつ餅」は、それぞれのフルーツと相性の良い洋菓子素材を合わせています。見た目の可愛らしさにもこだわり秋の訪れをフルーツ形の和菓子で表現した作品。発売予定の「洋なし」は、洋なしの果肉入り餡と爽やかな酸味のあるサワークリームを柔らかいお餅で包み、軸の部分はプレッツェルを添えて洋なしに見立ててるんですよ!かわいいすぎます!
日持ちもするので海外の人へのお土産や、自分に色々な種類を購入してもゆっくりと楽しめるのも嬉しいですよね。
白雪姫も思わず食べちゃう!?
宗家 源 吉兆庵 「自然シリーズ」の新作を2つご紹介。「紅玉姫」(こうぎょくひめ)は、国産りんご(紅玉)を贅沢に丸ごと1つ使用。特徴的な酸味を持つ紅玉をコンポートし、紅玉の周りをすりおろし果肉と果汁で作った瑞々しいゼリーがりんごに沿うような形で包まれ姿は赤く実った林檎そのもの!単調になりやすい味のアクセントに香り高い柚子を合わせてる所が素敵。きっと白雪姫も思わず食べちゃいますね。
小さくても拘ってる黄金橘(こがねたちばな)
宗家 源 吉兆庵の代表菓子、四季折々の和菓子シリーズ季節商品の新作です。中心の金柑は鮮やかな色合いを残しつつ甘露煮にしています。まわりを包んでいる白生餡(砂糖を加えていない餡)には、宮崎県産の金柑の果汁を加えて作られ、さらに柔らかく歯切れの良いお餅で全体を包み、ふわふわな氷餅を飾っています。とても爽やかな餡なので甘い物が苦手な人にもぴったり!氷餅の食感も楽しいですよ。
栗好きには堪らない!
実は日本種の栗は渋皮が剥きにくく、その調理には大変な手間がかかっていたそうです。2006年に果樹研究所で発表された『ぽろたん』と言う、栗を使っています。この栗は、純日本種なのに加熱することで鬼皮と渋皮がぽろっと一緒に剥ける画期的な栗なんだそう。このぽろたんの特性を生かし、ほっくりと焼き上げたのち、鬼皮を割って実をくり抜き、栗のペーストに生クリームやバターを加え鬼皮に詰めて焼き上げたスイートマロンは食べる前に少しトースターで温めると更に美味しいんですよ!
使われているお砂糖は三井製糖のてんさいから生まれた100%植物由来の糖質『パラチノース(R)』を使用。糖質をゆっくりと吸収する体にやさしいお砂糖なので、健康に気を使う人にも安心して和菓子が楽しめます。
澱粉を使って作られたソフトな食感のおせんべいは年齢性別を問わず安定の人気。味は、昆布・椎茸・あごだしの3種類。中でも椎茸味は椎茸好きには堪らない美味しさ!一口食べると口の中に椎茸の旨みが広がります。色々なお菓子を食べていると何故か?シンプルな物に新しさを感じちゃいます...
これはパーティーで楽しみたい♪
「カカオポッド」はチョコレート製の食べられるカカオポッド形の器にフォンデュ用のお菓子(ペクチンゼリー/サンドクッキー/ギモーブ)が詰められてます。
自宅でカカオポッドを適当な大きさに割って、耐熱容器に入れレンジ加熱で溶かしてチョコレートを準備。口どけの良いベルギー産のクーベルチュールチョコレートを焼き菓子に絡めながら皆んなでワイワイ楽しめますよ。
新しいブランドやイベントも楽しみ
夏頃に、源 吉兆庵グループに季節の恵みをふんだんに使った「Bon Chaperai」と言うブランドが加わります。和と洋の素材に拘っているお菓子はまだまだ試作中!どんなお菓子が完成するのか?とても楽しみですね。
銀座生まれのホタルを見にきませんか?
6月3日(月)〜6月9日(日)まで、宗家 源 吉兆庵 銀座本店で約600匹のホタルを楽しめる「源氏ボタル鑑賞会」が開催されます。毎年大好評のこちらのイベントは、今年で16回目の開催。昨年の鑑賞会で生まれたホタルの卵を岡山に持ち帰りまた銀座に!
平成生まれ令和育ちのホタル鑑賞は今回だけ!限定商品の闇夜をあらわした小倉羊羹「銀座の蛍」もとっても気になります。
自然と美味しい和菓子を一度に楽しめるチャンスですよ。ぜひ、こちらも行ってみてくださいね。