美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」では、20~49歳の消費者男女1,344人を対象にキャッシュレスに関する意識調査を実施しました。
美容サロンにおけるキャッシュレス決済に関する意識調査結果
消費税増税や2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて国をあげてキャッシュレス化が促進されています。今回は美容サロンにおけるキャッシュレス決済の利用実態について調査しました。
1. 美容サロンでキャッシュレス手段を利用することがありますか?
美容サロン利用者の約4割は美容サロンでキャッシュレス決済を利用する、という結果に。
(「よく利用する」「たまに利用する」の合計)
(N=1,344 ※ヘアサロン・ネイルサロン・アイビューティーサロン・リラクゼーションサロン・エステサロンのいずれかに1年以内利用経験あり/単一回答)
美容サロンで「キャッシュレス決済を利用しない」と回答した背景としては、「利用したかったが、サロンにキャッシュレス利用端末が導入されていなかった」といった声をよく耳にします。今後キャッシュレス決済導入店が増加することで、利用される方も増加していくのではないでしょうか。
(「ホットペッパービューティーアカデミー」研究員 岡本 華奈子)
2. 【美容サロン ジャンル別】キャッシュレス決済ができず不便に感じたことはありますか?
ネイルサロンでは約5割の方がキャッシュレス決済ができず不便に感じたことがある、と回答。
(「よくある」「たまにある」の合計)最も低いヘアサロンでも約3割が不便さを感じる結果となった。
(※過去1年以内の各サロン利用者のうち、キャッシュレス利用者/単一回答)
3. 美容サロンでキャッシュレス決済が利用できるようになれば、もっと物販の購入やメニューの追加がしやすくなると思いますか?
全体で4割以上が物販購入・追加メニューがしやすくなるという結果に。(「とてもそう思う」と「ややそう思う」の合計)
(※過去1年以内の各サロン利用者のうち、キャッシュレス利用者/単一回答)
『ホットペッパービューティー』でも、店舗検索の際に「カード支払OK」という条件で絞り込みを行うユーザーが多く見られます。今回の調査の結果からも、美容サロンはキャッシュレス決済の導入によって物販購入や当日のメニュー追加など、売上アップの可能性もありそうです。
消費税増税に伴う「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象店舗であれば、今後消費者は、キャッシュレスで決済すると5%または2%のポイント還元を受けられることから、よりキャッシュレス利用ニーズの高まりが予測されます。(「ホットペッパービューティーアカデミー」研究員 岡本 華奈子)
調査概要
調査名 :美容サロンにおけるキャッシュレス決済に関する意識調査
調査時期 :2019年6月24日(月)~2019年6月26日(水)
調査手法 :インターネットリサーチ
調査対象 :全国20~49歳の男女(1,344人)
「ホットペッパービューティーアカデミー」とは
美容に関する調査研究機関。「学ぶ、つながる、発信する 美容の未来を創る場所」をビジョンに2014年に開校。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスを始めとした「調査研究」、訪問美容などの「未来会議」を柱に無料で美容業界へ情報発信。美容業界の成長に寄与する場の提供を目指している。