働きたくなる会社の条件、皆さんそれぞれ持っているのではないでしょうか?

おしゃれでカフェのようなオフィスが欲しい!自由に好きな場所で仕事をしたい!やっぱり社食は美味しくなきゃ!などなど理想は尽きることがありませんよね。

実は今回、その全てを叶えてくれる夢のような会社を見つけてしまったかもしれないんです!!

飲食業界のネガティブイメージを払拭!注目の働き方「ABW」を導入

これから紹介する夢のオフィスともいえるオフィスは、先月本社が移動したばかりのトリドール。皆さんおなじみ丸亀製麺など数多くの飲食店を運営する企業です。

飲食業界といえば、過酷な労働環境を思い浮かべる人も多いと思います。そんなネガティブなイメージを払拭するべく、トリドールでは働き方改革をテーマに新オフィスを開設し、そこでは今注目の「ABW(ActivityBased Working)」を導入。これはオランダ発で“「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方”のこと。

日本でも最近このABWを取り入れている企業は多いといいますが、その大部分はオープンな空間に多様な家具を取り入れ、フリーアドレスに変えただけで今までのオフィス空間と大して変わらないものなんだとか。

ABWの本来の目的は「企業の目的を達成するための働き方の改善方法を見つけ出すもの」であり、ただ自由に動き回れるだけの空間では意味がないとトリドールは考え、「社員にとって居心地が良く、開放的でプライバシー性も高い、働く人の多様化に対応できる働き方を実現できる」トリドール流ABWを取り入れた新オフィスが誕生したのだそう!

集中力、コミュニケーション、生産性UP!新オフィスの全貌

まずは業務を行う執務エリア。開放的で広い空間に、あえて会議室や柱など障壁となるものを設けることでオープンながらも視界が程よく遮られ、適度にプライバシーのある空間に。

植物を家具に埋め込むなどの工夫も。癒しの効果もありそう!落ち着いて会話や作業ができるボックス席などもあります。固定席がなくなることで自分の居どころがなくなり、逆に落ち着けなくなってしまうことを防ぐ仕組みが随所に見えます。

また、特徴的なのが、オフィスっぽい家具が一切ないこと!これはコミュニケーションを促進する仕掛けで、あえてカフェやリビング家具を使用しているのだとか!リアルな巨大カフェのようでうっかりオフィスから離れたくなくなってしまいそうです。

さらにハンモックや寝転んでもOKのスペースも。オフィスにいらっしゃった方曰く、足を投げ出しながら会議するといいアイディアが出ることがあるのだとか!

そして驚くべきはこの通称「シエスタルーム」。普通なら仕事中に寝るのはNGですよね?!しかしトリドールでは寝ることを良いこととして捉え、なんと仮眠ルームを完備しているのだとか…!実際に仮眠をとっていらっしゃる方がいて、きちんと機能していることを確認いたしました。

クリエイティビティを刺激するギャラリーとカフェ

さて、まだまだあります。こちらは常にクリエイティブな思考でいられるような工夫、「ギャラリーコーナー」。会議エリアの通路を利用したスペースに廊下にアート作品が展示。さながらミュージアムのようです。これらはなんと購入も可能だというから驚き!

『31cafe』と呼ばれるテラスや都内を一望できる超オシャレな空間で提供されるのは、手作り・作りたて・多国籍・多地域・健康志向のコンセプトを盛り込んだメニュー。なんとその数約400食!

その全てを決めているのは社員の津村さん。メニュー開発におよそ1年もの時間をかけたといい、そのこだわりがひしひしと伝わってきます。

食材の組み合わせなど、なかなか普段触れられないものを取り入れ、飲食に携わる社員の感性を日々刺激。

またトリドールの各店舗で人気のメニューもラインナップし、来社した人にもその味を楽しんでもらうこともできるのだとか!

誰が食べても美味しい!と思ってもらえる、そして何よりも健康であってほしいと願いながら「社員が誇れる社食」を目指しているそうです。飲食業界に限らず、どの会社でも本社はなんだか敷居が高く、居心地悪く感じることが多いもの。そんな固定概念を壊すことに成功したトリドール。潜入した時間はわずかでしたが、何時間でも滞在したくなるような魅力溢れるオフィスでした。ここから生まれる新たなメニューにも、大いに期待したいと思います!