みなさんは歴史の授業で勉強した「日本書紀」を覚えていますか?実は来年、2020年は、そんな「日本書紀」が成立1300年を迎えるんです。そしてその成立を記念して、2020年1月からは「出雲と大和」という特別展が東京国立博物館で開催されます。
今回は、その聖地となった奈良県・島根県が共同で、特別展に先駆けて開催しているアンテナショップイベント「つたう モノとコト市」をレポートします!
文化と伝統の魅力をお届け
まずは三越前の大通りに面した奈良県のアンテナショップへ。入り口でせんとくんがお出迎えしてくれました!
館内に入るとすぐ、それぞれの地に今も残る名産品がずらりと並んでいます。
「大和野菜」と呼ばれる奈良のお野菜は新鮮で美味しそう。ちなみに、お野菜の旬の時期は、「大和野菜旬カレンダー」でも確認できますよ。
文化の結晶・銘品がたくさん!
奥に進むと、歴史ロマンへの理解を深めることができるよう、5カテゴリーに分けられた工芸品や産品が多数展示されています。
その5つはそれぞれ「つたう」というブランドでコンセプトが定義されていて、展示物と一緒に紹介されていました。
「気遣う」「味わう」「住まう」「装う」「愉(たの)しむ」。それぞれのカテゴリにぴったりの伝統工芸は見る人を魅了します。
「装う」の展示の中には、奈良のイメージキャラクター・せんとくんのモチーフ、鹿のツノを使って作られた製品もありました。
伝統・文化を受け継いだ「衣・食・住」にまつわる「モノ」や「コト」を楽しめるよう工夫された様子は、私たちを別世界に引き込んでくれますよ。
一足早く特別展が楽しめる場所も!
内には特別展のパネルや大型モニターもずらりと並んでいます。
パネルには開催趣旨や特別展の見所が詳しく紹介されていて、とても充実していました。
清酒の発祥は奈良?ワンコインで飲み比べ!
実は清酒の発祥が奈良だってこと、みなさんはご存知でしたか?奈良の酒は「うま酒」と評されていて、白ワインのような濃醇な味わいが特徴なんです。
アンテナショップではそんな清酒が8種類用意されていて、その場で楽しめるようになっています。
たった500円で3種類飲み比べが可能です!
清酒は奈良の「正暦寺」が清酒発祥の地と言われています。こういった奈良の魅力は意外と知られていないからこそ、遊びに行って歴史に触れる価値ありです!
いまも残る出雲銘品の魅力を感じる
「にほんばし島根館」でも特産品が多数展示されていました!
万年筆で丁寧に文字を書きたくなる和心工房の「出雲便箋」や、明治十年から続く老舗めのう店「めのうの店 川島」のまが玉、布志名焼湯町窯の「エッグベーカー」など、知る人ぞ知る製品も多数揃っています。
入場料はいずれも無料です。
ぜひ日本橋へ足を運んでみてください!
「つたう モノとコト市」イベント概要
会場:奈良まほろば館
東京都中央区日本橋室町1丁目6-2
時期:11月23日〜12月5日
会場:にほんばし島根館
東京都中央区日本橋室町1丁目5−3福島ビル 1F
時期:〜11月27日