スマートフォンやインターネットの普及により遠くに住んでいる家族や友人といつでも連絡が取れるようになった時代。回線が4Gになり、テレビ電話で顔を見ながら話すことも出来て今でも充分便利だと思えますよね。今回、その上をいく5Gネットワークを使って渋谷と広島を繋いで遠隔で各地の子供たちにダンスレッスンをし、2つの場所でひとつの発表会を行うという新しい教育の形を実施しました。
NTTドコモが提供する5Gで接続した映像と、ダンスで一体感を表現する感動をお伝えします。
docomoの5Gで地域の活性化を検討
遠隔地のダンス指導を務めたのは有名なアーティストのバックダンサーなども行うShingo Okamotoさん。実は広島が出身地だそうです。
広島の子どもたちには事前にShingoさんの360°自由な角度から閲覧可能な4D動画で練習をしておいていただきました。4D動画のストリーミング映像配信ソリューションで「Free View Point Tube」専用のアプリケーションを利用することで、スマートフォンやタブレットなどさまざまなデバイスで動画再生が可能という画期的なシステム。電車の中や移動中などスマートフォンがあればいつでも復習や予習が出来るようになっています。
今回の取り組みは地域における教育水準の向上が課題で、2012年から必修化されたダンスについては専門の指導者もなかなか現地に赴けないということもあり、もっとダンスを学びたい!という学生も少なくないはずです。
「この取り組みが普及すれば教育分野だけでなく社会全体の課題に応用されることを期待したい」と渋谷区区長の長谷部さんはおっしゃっていました。
ダンスで繋がる渋谷と広島
中継で渋谷と広島をつないで、Shingoさんのダンスレッスンが開始しました。広島の子供たちの様子も5Gで接続しスクリーンに映されます。同時に同じ音楽を流して踊る姿は、本当にすぐそばにいるような間隔。ほとんどラグもなく、渋谷から広島へ横一列にウェーブをつなぐ振り付けでは、最後までテンポがずれることなく2カ所でひとつのウェーブが完成していました。
最後のポーズもしっかり全員がそろっています。
広島の子供たちは「一緒の場所でレッスン出来てるみたいで新鮮な気持ちを味わえた!」と生き生きしており、渋谷の子供たちも「一緒に授業が出来て嬉しかった!」と笑顔でレッスンを終えました。
最後にShingoさんは「5Gだからこそみんなで踊れるし、共感もできる。生徒の反応を近くで見れて感動!感激!」と感想をおっしゃってました。
離れていても5Gネットワークがあれば繋がれるという喜びが、子供たちやShingoさんからひしひしと伝わってきました。今後は地域と地域がひとつになって日本全体を活性化させていけたら素晴らしいですね。
今後の5G回線の広がりに注目です。