まだまだ旅行がしにくい今日このごろ。でも、都内にいながら、地方の食材や伝統工芸が楽しめたら気分だけでも嬉しくなりますよね。次に行きたい旅行先のリサーチもできるかも!今回はそんな時にぴったりな、新潟県燕三条のイベントをご紹介します。

「ものづくりのまち」燕三条

新潟県の燕三条は、金属加工のまちとして世界的にも有名な、新潟県のほぼ中心に位置するエリア。
江戸時代から始まった金属加工の技術は、その高い技能はそのままに、現代のライフスタイルにマッチするように進化を遂げて、ノーベル平和賞晩餐会でのカトラリーや、人気アウトドアブランドとのコラボレーションなどにも採用されています。

銀座で楽しむ、食と匠の技の饗宴

そんな燕三条の魅力を、都内でも随一の流行発信地、銀座で楽しめるイベント、それが「燕三条・食と匠との出会い」

GINZA SIX 13階のTHE GRAND GINZAにある、わずか12席のシェフズカウンター「銀座 極 -KIWAMI」で提供されるのは燕三条の職人たちの手によって作られた器や箸、グラスなどでいただく、燕三条を中心とした新潟の食材を使った期間限定のお料理たち!

銀座にいながらにして、新潟を旅するように、新潟の魅力を体感できるイベントです。

新潟の食材が盛り沢山!

日本屈指の米どころ、そして酒どころとして知られる食の宝庫、新潟。
そんな新潟の食材が、「銀座 極 -KIWAMI」の専属シェフによって七変化!フレンチの技を使いながら、食材の魅力を生かしたジャンルにとらわれないお料理に銀座の食通も驚くこと間違いなしの構成です。

<お一人様20,000円コースメニュー内容>
■食前のお愉しみ
「紫宝」の米粉を使用したグージェール
フォワグラのパルフェと無花果「ドーフィン」のマルモラード 
■冷前菜
新潟県産「柳カレイ」のショーフロワ
渡辺果樹園のシャインマスカットのサラダ ライムの香り
■スープ
新潟地卵のロワイヤルとコンソメ マルミット風
■魚料理
「佐渡本マグロ」と「越の丸なす」のミルフィーユ プロヴァンス風
■肉料理
「村上牛」のブルギニョン 芳醇な赤ワインソース 野菜のシガー添え
■パン
■デザート
燕三条の桃を使った小さなバラ ライム風味のヨーグルトムース
■デザート
「新王」のベル・エレーヌ 魅惑の三角州の果実
■小菓子
■食後のお飲み物

新潟県産「柳カレイ」のショーフロワ
渡辺果樹園のシャインマスカットのサラダ ライムの香り

前菜から、シャインマスカットにカレイなんて、初めての組み合わせ。
ですが、その出会いは感動的です!添えられたマスカットのソースも爽やかで、涼しい新潟の風が感じられるようです。上に乗せられたキャビアと金箔も、贅沢感を盛り上げてくれますね。

そして注目していただきたいのは器たち。

お皿だけでなく、グラスやおちょこ、そして箸一膳まで、全て燕三条の匠の技が生かされています。
上に乗る食材を主役に引き立てる、決して主張しすぎない存在感。それでもやはり、手に取るたびに何か違うと感じさせる、その佇まいは圧巻です!!

メインのお肉は、村上牛。
きめ細やかなサシのお肉で、どこまでも柔らかく、でもお肉らしさもしっかり感じられる一品。

「村上牛」のブルギニョン 芳醇な赤ワインソース 野菜のシガー添え

燕三条の諏訪田製作所のカトラリーの切れ味にも、あらためて感動します。

そして、今回いただいたコースデザートの一つ、「新王」のベル・エレーヌ 魅惑の三角州の果実 にも職人の想いがたくさん。

「新王」のベル・エレーヌ 魅惑の三角州の果実

今が旬の新潟の梨、「新王」をシロップで丸ごと煮込んで、チョコレートと合わせたデザートです。
川の多い燕三条。その三角州のイメージから着想を得たというシェフの発想は見た目にも新しくて驚きです!三角錐の凛とした美しさ、隣に添えられたアイスの滑らかさ、そしてお皿の波模様が美しい...食材と、味わいと、プレゼンス、全てを考え抜かれたこちらのコースにふさわしい一皿でした。

今回のこのイベントは、毎年燕三条で開催されていた「燕三条 工場の祭典」が、今年は中止になってしまったから実現したもの。実は、リアルな祭典は中止ながらも、10月1日から31日まで、工場の様子が生配信される、「LIVE!KOUBA」も実施が決まりました!

なかなか旅へ出られない今だからこそ、自分へのご褒美も兼ねて、ひと時の贅沢を。一ヶ月限定の愉しみを、是非チェックしてくださいね♪