クルマのサブスクリプションサービス「KINTO」では、年末年始の過ごし方や2021年のテレワークの実施意向について調査しました。
調査概要
・調査期間:2020年11月13日(金)~11月16日(月)
・調査方法:全国20~69歳男女を対象としたインターネット調査
・有効回答数:1,792人 ※全国の人口構成に合わせたウェイトバック集計を実施
日常的に利用したい移動手段は、引き続き「自家用車」(80.0%)
コロナ禍の今、日常的に利用したい移動手段では「自家用車」は80.0%と高い水準で、感染防止の観点からパーソナルな空間を確保できる点が評価されているとみられます。一方、伸び率でみると、「タクシー・配車サービス」(+8.1ポイント)「バス」(+5.5ポイント)「電車」(+4.3ポイント)が伸長し、マスク着用などの感染防止対策をとった上で利用を再開する人が増えているとみられます。また、サブスクやカーリースの伸びも目立ち、時限的で合理的なクルマの持ち方が新しいトレンドになるか注目されます[図1]。
コロナ禍における、自動車の今後のニーズは?
今後も引き続き自家用車を検討したい人は75.6%と、継続的な利用の意向も高いことがわかりました。一方、クルマを自分で運転する点では同じでも、レンタカーやカーシェアは低い結果となりました[図2]。
自家用車の保有ニーズ
コロナ禍で自家用車を保有したい/保有し続けたい人が前回調査から5.5ポイント増えました。感染防止意識の高まりから、パーソナルな空間を確保した移動を求めて、自家用車の保有意識が強まっているとみられます[図3-1]。また、現在自家用車を保有していない人も、コロナ影響で今後保有したいと答えた人が30.2%にのぼりました[図3-2]。
コロナ感染拡大を受けた、自動車に関する意識の変化
コロナ禍の意識の変化として、新たに自動車の購入を検討する人が15.0%となりました。一方で、自動車にかかる出費を抑えたり、ローンを組まない、自動車を手放すといった意識の変化もみられ、コロナ禍でクルマの必要性は感じつつも、費用に関する考え方も変化がみられる結果となりました[図4-1]。
さらに、現在、自家用車を保有していない人でコロナをきっかけに新たに自動車の購入を検討するようになった人は23.0%と、4人に1人が該当することがわかりました[図4-2]。
自家用車を持つ際に検討したいのは、ローン・カーリース・サブスクが比較的高まる傾向に
今後、自家用車を保有するとしたら、どのような保有形式(購入方法)を検討したいかを聞いたところ、「現金一括購入」が62.5%と多くを占める一方で、 6月調査と比較すると唯一減少し、「マイカーローン」「残価設定ローン」「カーリース」「サブスク」が増加トレンドとなりました[図5-1]。
また、自家用車を保有していない人に注目すると、 「サブスク」では保有者との差が約4.4倍と色濃く表れています。コロナ禍での先行き不透明な状況を背景に、一度の高額な出費を抑えたり支出を分散化させる傾向がより顕著な結果となりました[図5-2]。